サイバー攻撃
いつもどおり出社してメーラーを立ち上げた瞬間、“未読メール2200通”の表示が目に飛び込んできました。一瞬、目を疑いましたが、その間も続々と受信しています。
サイバー攻撃というと大げさですが、米国本社のサーバーに何か問題が発生し、どうやら全世界で同じような事象になっているようです。
そもそも、弊社のウェブサイトのお問い合わせフォームに連投されているようなのですが、このメールを受信するのはカスタマーサポートやマーケティングだけで、他の部署は受信しません。
それが編集部だけにとどまらずITやファイナンスまで全員に届いているようで、これはいま私が思っているより大問題なのではないかと感じています。
ほとんどがスパムのようなものですが、合間には本当に重要なメールを受信しているはずです。しかし、まだ受信し続けているため、確認することができず、まったく仕事になりません。
仕事にならないのは私だけでなく弊社の全世界の従業員も同様のはずです。ただ、この時間だと米国本社はまだ週末なので、本社のシステム担当者に情報がいっているのかどうか。
途切れることなくメールを受信し続ける様子はかなり怖いです。じわじわと恐怖心が湧いてきます。メールを大量に送りつけるという地味な行為ですが、相手に与えるダメージは大きいです。
新聞社にいた際、ブラウザの再読込を繰り返すことでサーバをダウンさせる、いわゆる“F5アタック”を受けたことがありました。
ただ、それは自社のサイトが見られないというだけで、システム担当部署は地獄絵図でしたが、現場の記者には影響がなく、こう言ってはなんですが他人事でした。
いまは直接の影響を受けているわけで、何がどうしてこうなっているのか分かりませんが、淡々と静かな悪意を向けられているようで、普通の嫌がらせよりも効きます。
とりあえずウェブサーバは生きているようで、こうしてネットを使用できますが、メールが使えないと仕事になりません。今日は開店休業状態になりそうです。