電車で席を立つのは完全に停車してから
電車で席に座っている皆さま、降車するときは電車が完全に停車してから席を立ちましょう。特に年配の方、足腰の衰えを自覚しましょう。
むしろ自覚しているからこそ「降りるときにもたもたしたら周囲の乗客に迷惑だ」と気を遣っているのかもしれません。その気持ちは分かりますし、満員電車に他人への気遣いは欠かせません。
ただ、超満員の朝の山手線で、しかも開くドアの反対にいたとしても、降りられないということはまずありません。もちろん、障害を持っている方などが降りられないことも稀にあるため“絶対に”とは言えませんが。
それでも電車がホームに近づき、ブレーキをかけ始めたあたりはとても不安定です。そこで席を立とうとすると、前に立っている人も身体を斜めにするなど不安定な体勢になります。
完全に席を立ってつり革や手すりにつかまってくれればまだよいですが、中腰で立ちかけのままで停車するのを待たれると、前に立っている人は非常に辛いです。急ブレーキがかかることもありますし。
今朝の電車で、私の前に座っていた年輩の女性がブレーキをかけ始めたあたりで席を立ちかけました。その瞬間、急ブレーキとはいかないまでも少し強くブレーキがかかりました。
年配の女性は私の足を思いっきり踏み、隣に座っていた若い女性の髪をつかみ、そのまま床にどーんと倒れ込んでしまいました。その際に手をつき、膝を打ったようで、立てなくなってしまいました。
駅員を呼んで、ホームに運び出して、介抱して…とやっていた間、電車は止まっていたので、その後の電車が大幅に遅れることになりました。気遣いの結果が大迷惑です。
もしかしたら以前に降りられなかったことがあり、早めに席を立つようになったのかもしれません。また、止まってからで間に合うのは、私が五体満足の男だからかもしれません。若い女性でも小柄な人なら降車も一苦労でしょう。
立っている人がいないガラガラであれば停車前に立とうが誰にも迷惑はかかりません。ただ、ガラガラであれば降車に苦労しないため、そもそも停車前に慌てて立つ必要がないわけですが。
それにしても、踏まれた右足がまだじんじんと痛みます(涙)