電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

じゃぱにーず・いんぐりっしゅ

外国人は日本人の英語にまったく期待していません。アメリカ人やイギリス人の頭の中には、日本人は英語が下手くそだという認識があるため「仕方ない。注意して聞き取ってやるか」と無意識的に配慮してくれます。

むしろ、無理してキレイな発音をしようと真似ていると「気持ち悪い」と言われます。端で聞いているとキレイに聞こえていても、ネイティブにとっては耐えられないそうです。こてこてのじゃぱにーず・いんぐりっしゅのほうがマシらしい。

そもそも、どれが正しくてキレイな発音なのかなど分かりません。アメリカ人はイギリス人の発音が嫌いですし、その逆もしかり。イギリスで大ヒットしたバンドが全米で売れない一因でもあります。

もちろん、私の英語も下手くそです。「r」と「l」の違いはいまだに分かりません。しかし、ミーティングや海外からの電話は何とか対応できていますし、京言葉を駆使するイギリス人の同僚と英語で会話しても特に不都合はありません。

先ほど、一瞬だけ席を外したときにデスクの電話が鳴り、隣の派遣スタッフさんが受けてくれて、それがたまたま海外のオフィスからだったのですが、流暢な英語で応対していて「さすが東大」と感心しました。

しかし、近くで聞いていたイギリス人の同僚曰く「彼の英語は気持ち悪い」とのことでした。私が聞く分にはとても上手だと思ったのですが、ネイティブには何かひっかかるようで。「ずずずのほうが日本人っぽくて好きだ」と言われたのは喜んでよいのかどうか、悩むところですが。