電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

続・外資系の牙

今日は2人の編集部員に対して人事との面談が行われたそうです。私は1日中、外に出ていたので、帰社してからまだ残っていた同僚に面談の様子を聞きました。2人とも社内の別ポジションへの配置転換は提示されなかったそうです。

今日の2人はキレることもなく、淡々と現実を受け止めていたようです。少なくとも、透明のガラスで仕切られた人事のスペースから見える限り、落ち着いているように見えたそうです。

私を含めた編集部員7人中、9月末で自主退職する同僚と、面談で社内の別ポジションへの配置転換を提示されなかった3人の計4人が、職場を去ることが決まりました。昨日キレた同僚は社内の営業サポートへの異動提示を受けるのか分かりませんが、もし彼が退職するようであれば、職場を去る仲間は5人になります。

明日、後輩の面談があります。そして明後日は私の面談です。

このような中、契約社員であるアシスタントが、9月末で自主退職する同僚の送別会を企画してくれました。9月末で自主退職する同僚は、9月中は有休消化でほとんど出社しないため、先に送別会を設定する必要があります。

アシスタントも契約を更新しない旨を伝えられています。自分のことをまず第一に考えなければならないにもかかわらず、送別会のことを考えてくれたことにありがたくも申し訳なく思いました。本来であれば、われわれ正社員が考えるべきことであるのに、恥ずかしながらそこまで気が回っていませんでした。

決して短くはない私のサラリーマン生活で、これまで何人もの退職者を見送ってきました。中には不本意な退職もありました。しかし、今回ほど精神的に堪える退職はありませんでした。やはり外資は甘くありません。

いまは誰もがとにかく自分自身のことで必死です。ただ数年後、この編集部のメンバーで集まって「いやー、あのときは…」と笑い話にできるよう、祈るのみです。