電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

イケメン

先日のおばあさんとは別に、横浜駅で乗り換えを待っているときにイケメンと毎朝一緒になることに気づきました。

身長が175センチの私より少し背が高いので180センチあるのでしょうか。細身でビシッとスーツを着こなし、品川駅で降りていきます。

どこの企業か分かりませんが、キラキラした社章をつけています。身のこなしも颯爽としているので仕事もできるのでしょう。神は二物も三物も与えるのです。

もし自分があんな感じだったら、ふみちゃんに想いが届いたかもしれません。何でこんなブサイクに生まれ育ってしまったのか、神を恨みます。

昨日の朝、オフィスからふみちゃんを眺めていたのですが、ふみちゃんにはこういう男がお似合いなのだろうと思います。この世に奇跡などないので、早く諦めなければなりません。

しかし、頭で分かっていても時間になるとついコーヒースペースに足が向かってしまいます。今朝は京急が遅れていたので、その時間にいないであろうことは分かっていたのですが。

ブサイクであることやそれによる不都合にはすっかり慣れたつもりだったのですが、ふみちゃんに出会ってから「せめてもう少しまともだったら」とつくづく思います。

こんなことを考えながらコーヒーを飲んでいたら、手が滑って近くのソファにコーヒーを思いっきりぶちまけてしまいました。今日はおとなしくすごすべし。

投げ銭

投げ銭っていくら払えばいいの?」

結論から言うと1円も払わなくても構いませんし、10円や100円、500円でも問題ありません。ただ、ジャズバーでは1,000円が一般的です。お札1枚だと財布から取り出しやすく、払いやすいからです。

バンドをやっている友人にライブに誘われた経験がある人、意外と多いのではないかと思いますが、チケット代として1,500円~2,000円ぐらい払ったのではないでしょうか。

ライブハウスでライブをやるのは当然、タダではありません。ハコや機材を借りる料金だったり、スタッフの人件費がかかります。いわゆるノルマを課されるわけです。

チケット代はノルマの支払いに充てるのですが、プロは別として、アマチュアがチケット代だけで全額ペイできることなど稀ですので大抵、自腹を切っています。

職場の同僚が土曜日の私のワンマンライブの話を聞いたそうで、チケット代を聞かれたのですが、「投げ銭だからそんなものないよ」と答えたら冒頭の質問になったわけです。

私はショービジネスに片足を突っ込んでいるので投げ銭も珍しくないのですが、ジャズバーなどにちょくちょく行かない人には馴染みがないシステムなのでしょう。

投げ銭は聴いてくれた人から演者に対する“お気持ち”でよいのです。「他のお客さんは1,000円入れていたから私も…」と感じる必要はまったくありません。

一般的な投げ銭のライブはもちろん、今回の私のライブもそうですが、演者はお店に対して1円も払いません。ノルマなどないのです。

だから、投げ銭をもらえればもちろん嬉しいですが、極端な話、1円も入らなくてもまったく問題ありません。アマチュアであれば聴いてもらえるだけで十分なのです。

また、お店としても演者に出演料などを払うわけでもありませんから、ライブ目当てで来てくれたお客さんが飲んで食べてくれればよいのです。

同僚にも友人にも「ライブを観にくるというつもりではなくふらっと飲みにきて」と誘っています。お客さんが楽しく飲んで月曜日からの仕事の活力を得てくれることが目標です。

きょう書籍を1本、入稿したので、今週の仕事はもう適当に済ませ、早く帰ってひたすらベースの練習をします。ふみちゃんに観てもらいたいのですが、それは届かぬ想いです。