二日酔いからの失恋ショコラティエ
間もなく午後7時になろうとしていますが、ようやく昨夜の酒が抜けてきました。久しぶりに強烈な二日酔いです。
いまは某経済紙の論説委員である元上司と、フリーライターをされている元上司の同期の方と3人で飲んだのですが、2人とも間もなく還暦を迎えようというのに酒が強いのです。
ザルというのはこの人たちのことを言うのであろうと思います。それに付き合ったら最年少なのに私が真っ先につぶれました。私もかなり強いほうだと思いますが、まったくかないません。
新橋の居酒屋で飲んでから銀座のバーに行き、1杯目にダイキリを飲み、2杯目にマルガリータを飲んだところまでは覚えているのですが、気づいたときには自宅のベッドでした。
そして財布の中には約1万3,000円のタクシーの領収書が…なにオレ、銀座から横浜までタクシーで帰ってきたのかい…まったく記憶にないんだけど…。
何か失礼なことをしなかったか、元上司にメールしたところ、いたって普通だったそうです。「記憶がない」と言ったらびっくりしていました。
銀座のバーで私は4杯飲んだようです。3杯目にマティーニを飲み、4杯目に赤いカクテルを飲んだらしい…きっとジャックローズだと思いますが、その記憶がありません。その前に焼酎をロックですいすい流し込んだので、酔っ払って当然です。
粗相をした形跡もないので、きっとタクシーの中でもいたって普通だったのだろうと思いますが、いい歳して記憶をなくすまで飲むとはお恥ずかしい限りです。少し抑えます、はい。
頭がガンガンしていた昼すぎに宅配便が届きました。『失恋ショコラティエ』と『脳内ポイズンベリー』、大人買いしたマンガです。
『世界で一番、俺が○○』ですっかり水城せとなさんのファンになり(うららさん、thanks a lot!)、いまさらですが代表作を購入したわけです。どちらも完結しているところが助かります。
曲がりなりにも出版業界に携わる人間です。新刊で買えない古い書籍以外は極力、新刊を手に入れるようにしています。新刊を自分の手垢で汚していくことが良いのです。
銀座のバーで飲んでタクシーで帰り、マンガを大人買いできる…こうした贅沢ができる現状を嘆く私は欲張りなのかもしれません。
それでも、もっと良い仕事をして、もっと良い生活をして、さらにふみちゃんに振り向いてもらいたいと思ってしまう私は欲に縛られた人間です。