電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ただしイケメンに限る

ただしイケメンに限る」― 本質的には間違っていると思います。

モテない、彼女ができない理由を「自分がブサイクであるため」ということにしたいだけであり、モテようという努力を怠っているにすぎません。

また、自分が女性を容姿でしか判断しないことの裏返しとして「女性もそうに違いない」と思い込んでいるわけです。「責任転嫁」…いや、違う「現実逃避」…違うか。

ブサイクでも美人と付き合っている男はたくさんいますし、「仕事ができる」「頭が良い」「優しい」など容姿以外で男を見る女性もたくさんいるはずです。

しかし、イケメンというだけで得をし、ブサイクというだけで損をすることが多いのもまた事実です。長年、ブサイクを続けてきた私が言うのですから間違いありません。

「イケメンを維持するためにたゆまぬ努力を続けている」という意見もあるはずですが、その辺まで考え始めると話が長くなるのでいまは割愛します。

そもそも、ブサイクは仕事ができることや優しいことを知ってもらうまでが大変です。その前に「生理的に無理」と言われてしまうともうどうしようもありません(※経験済み)。

イケメンとブサイクはスタートラインがまったく違い、イケメンがほんの少しの努力で済むところを、ブサイクは何倍も努力しなければなりません。

ブサイクが努力に努力を重ね、ようやくイケメンの背中が見えたあたりで力尽きてしまうのを「努力が足りない」とばっさり切り捨てるのは非情ではないかと思うことが多々あります。

また、私の場合は美人であれば誰でもよいというわけでなく、たった1人の女性に振り向いてほしいだけで、そこにはブサイクが越えられない高い壁があります。

悲しいけど、致し方なし…。

ちなみに、現実の私は明るいブサイクです。たまにスーツを着たら「馬子にも衣装」「コスプレ」と言われても笑顔で受け流しています。裏ではしくしくと泣いていて、それを現したこのブログが裏の顔なのですが。