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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

続々・ヘッドハンター

「高い評価をいただいたにもかかわらず大変申し訳ありませんが、今回の話は辞退いたします」― 先ほどヘッドハンターに会い、先日の誘いを断ってきました。

いまの会社に恩や義理などありませんが、日本法人のトップが変わってからどうなるのか、それを見てみたいと思っています。書籍編集部の復活の可能性もゼロではありません。

転職は縁とタイミングです。日本法人がさらに悪くなり、やはり転職しようと思っても、そのときはもう遅いのです。誘いがあったときに決断しなければなりません。

年収1,000万円の話などもう2度とないだろうと、そこは少しもったいない気持ちもありますが、向こうも外資系ですからいつまでその条件が続くか分かりません。

「ずずずさんは彼と気が合うと思いますよ」― ヘッドハンターは日本法人の新しいトップを知っているようです。「何でも知っているんですね」と苦笑してしまいました。

「情報は我々にとって命の次に大切なものですし、御社ほどの規模の企業の動きは常に把握しています。各企業に情報提供者がいますしね」

そう言ってニヤリと笑いながら「誰のことかもうお気づきかと思いますが」と付け足しました。やはり内通者は先日、退職アナウンスが流れた社員だったようです。

「ご健闘をお祈りしています。ずずずさんのことは今後も見させていただきます」。ここでもう少し仕事していくというヘッドハンターを残して1人で帰ってきました。

場所は前回と同じく横浜ランドマークタワーの70階にあるロイヤルパークホテルのスカイラウンジでした。入り口付近で若いカップルとすれ違いました。

「すごーい!超キレイ!」と2人で騒いでいました。健全な人はせっかくの天気が良い休日にヘッドハンターと腹の探り合いなどしないものです。

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