電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

続・アマゾンの暴力

アマゾンの暴力がおさまりません。

wakabkx.hatenadiary.jp先日の仕打ちに懲りてエロマンガ楽天koboで見ることにしてアマゾンで変なものをクリックしないように注意していました。その結果、アマゾンのトップ画面では堅い専門書や小説が表示されるようになりました。

しかし、アマゾンの執念深さ優秀さを舐めていました。増刷部数を見直すため、参考として類書の現時点でのランキングを確認しようとアマゾンを開いたところ「チェックした商品の関連商品」として満を持して登場するエロマンガ

『団地の中は僕のハーレム』

しかも、営業と一緒だったので、ミーティングスペースのモニターにPCをつないでいました。大画面で表示される『団地の中は僕のハーレム』と巨乳ちゃん…ち、違う、違う、そうじゃない!

www.youtube.com営業が笑い話で済ませられる人で良かった…。アマゾン恐るべし。

ところで、村上春樹氏の新刊の刊行が話題になっています。長編は4年ぶり、複数刊の大作は7年ぶりだそうで、アマゾンで早速、予約が始まりました。発売は来月末です。まだ予約が始まったばかりです。

本の売れ筋ランキングですでに第1位です。しかも、2巻にまたがる2部構成でワンツーフィニッシュです。羨ましい、私もこのような書籍の編集に携わりたいです。

村上春樹氏であればどこの版元から出しても確実にベストセラーになるはずです。ただ、今回は新潮社からですが「新潮社からであれば出してもよい」と村上春樹氏に思わせるような編集者がいるのでしょう。

私はこれまで専門書を制作してきました。かなり売れたタイトルもありますが、“専門書にしては”という条件が必ずつき、爆発的なベストセラーを経験したことがありません。

自分の仕事が目に見える、手に取れる、「これ、オレが編集者として作った本」と言えるだけでも十分恵まれていると思うのですが、さらにそれがベストセラーだったら…と思ってしまうわけです。人間は贅沢です。