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電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

クリぼっち

仕事 電恋

「こんな素敵なオフィスで羨ましいです」― 先日まで広告案件のデザインやDTPをお願いしていた制作会社の方が今日、わざわざ挨拶に見えました。

私はこのテの挨拶が苦手、というかわざわざこちらに来ていただくことが苦手です。会社としての規模は確かに大きいのですが、私はまったく偉くありません。虎の威を借る狐にだけはなりたくないのです。

この制作会社の方とは今年からのお付き合いで、これまで何度も打ち合わせをしましたが、いつも私から出向いていました。こちらはお願いする立場ですから当たり前のことです。

今日も私から伺おうと思っていたのですが、あちらにとって私は発注元であるわけで「今回はこちらから伺わせてください」と強く言われたので、申し訳ないと思いつつ来ていただきました。

それにこちらがどのような環境で仕事しているかを1度見てもらうのも大切です。始める前に1度だけ打ち合わせをして、以降はすべてメールや電話ですから、こちらを見てもらうことにも意味があります。

そして冒頭のセリフにいきついたわけです。

弊社は確かに無駄にキレイです。中身は大したことないくせに外面は良く見せています。私も働き始めたころは妙にウキウキしてしまいましたし。

また本社が米国で、白人が多いせいか、いまの季節はオフィスのあちこちにクリスマスの飾りが施されています。エントランスには大きなクリスマスツリーがありますし。

このクリスマスツリーが独り身のブサイクには辛いのなんの。これのせいで出社したくないと思うほどです。新手の退職勧奨なのではないかと勘繰ってしまいます。

クリスマスを1人で過ごすことを「クリぼっち」と呼ぶそうです。つい最近、知りました。「クリスマスにひとりぼっち」の略なのでしょう。上手いことを言うな、と。

私はもちろん今年“も”クリぼっちです。ふみちゃんとのクリスマスを妄想したこともありましたが、身の程をあらためて理解したわけです。ブサイクの勘違いほど恥ずかしいものはありません。

今年も自宅で静かに仕事します、はい。