電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

曲がCMで使われるらしい

著作権や印税など諸々の契約が済み、ブログに書くなど大っぴらに話す許可を弁護士にいただいたので、ようやく書くことができます。関係者は私のブログを知らないはずなので、もっと前に書いていてもバレないのですが。

私が数年前に作曲し、いま組んでいるバンドで復活させた『Moonlight』がCMで使われることになりました。CMといっても地元企業のFMでのCMですが。

9月のライブの対バンを観にきていた方がその企業の役員で、ついでにうちのバンドを観たところ『Moonlight』のサビが耳に残って離れなくなってしまったそうです。

しかも、ちょうどFMでのCMに使う曲を探していたところだったという、縁とタイミングが合致してしまったわけです。それからあの手この手でリーダーの連絡先を突き止め、こちらが「えぇぇ!」となる事態になりました。

私はアマチュアです。プロを目指したこともありましたが、音楽やバンドはあくまでも趣味と割り切り、これでお金をもらうつもりはないのです。

しかし、だからこそプライドを持っているわけで、思い入れがあり、楽しんで演奏している曲を簡単に売り渡すつもりはありません。

「金や契約に縛られて自由に演奏できないなら売り渡すつもりなどない」― 本業は別にあり、生活にはまったく困っていないからこそなせる技です。

最初の打診を受けたときは即、お断りしました。「その辺のアマチュアバンドの曲を使ってやるんだぞ?」という上から目線が垣間見えたからです。

後になって、それは企業の考えでなく、弁護士の考えだったと知るわけですが、胸糞が悪かったのです。なお、この弁護士は、私の人脈フル活用でコテンパンにしました。

それから三顧の礼で交渉が進み、ライブで自由に演奏してよいなど、全面的にこちらのほうが有利な契約を結べました。一般市民は知財のことなど何も知らないと思うなよ?

その代わりと言ってはなんですが、お金に関してはまったくこだわっていません。「相応の対価を払う」と言われましたが、丁重にお断りしました。曲を気に入ってもらえればそれでよいのです。

これからアレンジを考え直し、改めてレコーディングして、来年の春ごろからFMで流れるようなスケジュールを考えています。レコーディング時のスタジオ代だけはいただくことにしました。

…と、ここまで書いてきて「どんな曲?」と思われる方が多いと思いますので、一晩だけアップします。先々週のライブ音源です。ハウリングが生々しかったりします。

※公開終了

くどいようですが、私はサラリーマンです。

スピード上げて、ふみちゃんのもとへ…。

手羽先と母校

「手羽先食いてぇ…」

今日は午後から外部セミナーを受講していたのですが、途中で手羽先発作が起こりました。こうなってしまってはもう衝動を抑えられません。

手羽先といっても串に刺さった焼き鳥屋のものではなく、スパイシーで手が止まらなくなる、いわゆる“やまちゃん”系のものです。

関東でこのテの手羽先を食べられるようになったのはここ数年だと思います。不景気でも名古屋駅前の再開発が活発で、名古屋が注目されていたころでしょうか。

そこから名古屋の喫茶店の独特のモーニングサービスがマスコミで取り上げられ、手羽先やどて煮などの名古屋グルメにも注目が集まりました。

そして、有名な世界の山ちゃんが関東に進出し、名古屋風の手羽先が一気に広まったはずだったと思います。冷たいビールにこれほど合うものを知らなかったとは人生を損してきたと思ったものです(大げさ)。

有名になれば真似されるのがビジネスの世界の掟です。ここ最近、横浜や都内であちこちに出店している“鳥良商店”なるチェーン店があります。

私はいつも基本的に1人呑みなのでチェーン店を避けていますが、とにかく発作を抑えたいのと17時まで250円で呑めるという文字に引き寄せられました。

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正直言ってそれほど期待していませんでしたが、手羽先は美味しかったですし、他のお料理もなかなか良かったです。調子に乗って手羽先を3人前食べてしまいましたし。明るい時間にサクッと呑むには十分でした。

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セミナーの会場がたまたま母校の近くだったので、久しぶりにふらっと見にいきました。学生時代に通った定食屋や弁当屋があり、昔と変わらぬ空気が流れていて妙にほっとしました。

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とはいえ、私はメインキャンパスでなく少し離れたこちらに通っていたのですが。昔は単に“文学部”だったのに“文学学術院”だなんて偉そうに。

人生に“たられば”はありません。「あのとき大学院入試に合格していたら」「大学に残っていれば」を考えるのは詮無いことです。

ただ、楽しそうな笑顔で、文字通り青春を謳歌している学生たちを見て「これでよいのかな…」と思ってしまうことも事実です。

もちろん、彼らも笑顔の裏にたくさんの悩みを抱えているでしょうし、当時の私もたくさん悩んでいました。学生は決してお気楽ではありません。

奥さんと子どもがいて、守るべき家庭があったら、仕事に対する不満など甘えでしかなく、たとえ望まぬ業務であっても歯を食いしばって続けるべきだと思います。

しかし、幸か不幸か、私には守るべきものがありません。「これまでひたすら突っ走ってきたし、もう少しわがままになってもよいのか」と思ったりもします。

昨年から色々なものを引きずり続ける毎日です。