電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

ふみちゃんの名前

私はふみちゃんの名前を知っています。

当たり前ですが、興信所にお願いして調べたなんていうことはありませんし、スマホを覗き見したなんていうことでもありません。

知りたいと思っていたことは事実ですが、共通の知り合いがいるわけでもなく、ふみちゃんの名前を知ることなどないと思っていました。

毎朝の電車で一緒になる相手に恋する電恋では通常、声を聞くことすらまずあり得ないのに、私の場合はふみちゃんの同僚がいたことから声を聞けました。

ふみちゃんは同僚と楽しそうにおしゃべりしていたので、目がなくなる笑顔を見ることもできました。これだけでも十分でした。

それが名前まで知ってしまいました。何でそうなったのかはいまでも本当に分かりません。ある日突然、ふみちゃんの名前を知ってしまいました。

“知らされた”というほうが正しいかもしれません。ふみちゃんらしいかわいい名前で、そのときは嬉しかったのですが、いまとなっては知らないほうが良かったと思っています。

この世に神がいるなどと思ったことはありませんが、このときばかりは「ブサイクにしただけでなく、さらにこんな仕打ちをするなんて、よほど神の気に障ったのか」と思いました。

明日からまたふみちゃんを遠くから眺める1週間が始まります。ブサイクで本当に申し訳ない。

ここまで昨夜のライブ音源を聴きながら書いていました。昨夜は結局、18曲演奏したのですが、その中から緊張感あふれる1曲を。

soundcloud.comPCだとすぐに聴けますが、スマホで見ると「Play on Sound Cloud」(大)と「Listen in browser」(小)が出るので「Listen in browser」(小)のほうをクリックしてください。