電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

強制有休取得

「私の評価に影響を与えるため、今月中に最低1日は有休を取るように」― 私を含む編集部のメンバー5人がマネージャーに呼ばれて釘を刺されました。

編集部は総じて有休消化率が悪いのですが、この5人が特に悪いということで、新しい支社長から直々にマネージャーに有休取得命令が飛んだそうです。

以前にも書いたとおり、外資系では残業が評価されません。むしろ定時で仕事が終わらない無能とされ、評価が下がります。残業は悪です。

一方、定時で終わらない分量の仕事を任されているということであれば、個々人の能力と許容量を把握できていないということでマネージャーの評価が下がります。

新しい支社長はわれわれ5人の有休消化率の悪さをマネージャーの管理能力の欠如と捉えたようで、マネージャーは慌てて有休を取るよう指示してきたわけです。

今年度の5人の有休取得日数は、1人が1日、私を含む3人が2日、残る1人が3日です。このほかに自身の裁量で休むように5日間付与される夏期休暇も未取得です。

ほかの部署のスタッフは夏休みはもちろん通常の有休も10日前後取得しているそうで、われわれ5人の有休消化率の悪さは際だっているそうです。

いや、だって実際に休めないから仕方ないじゃん…。

編集部の人員を削りましたし、その代わりに派遣スタッフを採用したら休みが多いわ勝手に辞めるわ、逆に仕事が増えてしまいましたし。

有休を申請したら白い目で見られることもつらいですが、お願いだから休んでくれと言われるのもこれはこれでつらいものがあります。

何とかほかのスタッフに仕事を割り振り、明後日に1日だけ休むことになりました。明日は午後9時から終電ギリギリまでオーディションなのでちょうどよかったかもしれません。

ただ、休んだところでやることが何もありませんし、家にいると酒を飲むだけになってしまうので、出社しているほうがよっぽどよいのですが。