電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

インフルエンザ

「ずずずさん、どうしよう!あの子ったらこんな大事な時期にインフルエンザになっちゃったのよ!」― マンションのオーナーさんが文字通り血相を変えて飛んできました。

帰りに寄ったスーパーで半額になっていた恵方巻きを食べ終えたところで、帰宅してから30分以上経っていたので、どうやら隠しカメラが仕込まれていることはないようです。

“あの子”というのは受験生のお孫さんです。先週末から風邪気味だったそうで、一昨日に高熱が出て病院に行ったところインフルエンザと判定されたそうです。

今週だったことが不幸中の幸いです。第一志望である私の母校の政治経済学部の試験は20日ですし、その他のめぼしいところも10日以降です。

第一志望以外はいきたくないそうなので、極端な話、その他は受けられなくても構いませんし、20日までであればインフルエンザも十分、完治しているはずです。

私が見た限り、お孫さんはコツコツと勉強を続けてきたようです。数か月間で一気に詰め込んだのであれば少し休んだだけで忘れてしまいますが、お孫さんであれば4~5日休んでも問題ないはずです。

インフルエンザにかかったということは無理をしていたということで、むしろ休む時間ができてラッキー♪ぐらいに考えてよいのです。インフルエンザにでもならないと休まなかったでしょうし。

受験は一発勝負です。焦る気持ちはよく分かりますが、頭と体をしっかり休めることも重要です。無理をしていたのを見ていた受験の神様が強制的に休ませたのでしょう。

…ということを言ってみたら「ずずずさんが言うと説得力があるわ」と感心されました。その場でお孫さんのご両親、つまりオーナーさんのお子さんにも電話でそう話したところ安心したようでした。

たかが受験、されど受験。18歳の高校生にとって、人生初となる大きな壁です。良い結果になってほしいと願っています。

それにしても、私が子どものころは恵方巻きなどなかったのに、いつの間にか節分に食べるのが当たり前のようになっています。バレンタインデーと同じく、業界の陰謀です。

f:id:wakabkx:20170203224314j:plain