電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

秘書

江戸時代、町の治安を守る奉行所に“内与力”と呼ばれるポジションがありました。トップである奉行の秘書官のようなもので、奉行所を運営するための雑務を一手に引き受けます。

普通の与力は奉行所を設置した幕府などに雇われた役人なので、奉行が交代してもそのまま残ります。一方、内与力は奉行に個人的に雇われているので、奉行が辞めるときは一緒に辞めることになります。

私は時代小説が大好きです。特に藤沢周平氏の大ファンで『蝉しぐれ』は日本文学界を代表する作品の1つだと思いますし、全集は私の宝物です。

私は単純なので、小説などの影響をすぐに受けます。例えば、仕事の電話をとって「ずずずでござる」と言ってしまったり、同僚と会話中に「拙者」と言ってしまったり。

これと同じ感じで、時代小説に出てくる奉行と内与力の関係が頭に入っていたせいか、勝手に思い込んでいたことがあります。

日本支社長が辞めるなら秘書も辞めるんでしょ?

当たり前ですが、秘書は会社に雇用されている社員なので、これまでお供してきた支社長が辞めるからといってそれについていくことなどありません。

今朝も普通に出社していて「あれ、何でいんの?」と疑問に思っていました。だって前職の新聞社にも社長秘書なんていなかったし、秘書がいるようなところで働いたこともなかったし…。

いまの秘書、虎の威を借る狐を地でいくような女性で、書籍編集部の廃止が決まった際に「社内のお荷物」「金食い虫」など好き放題にバカにしてくれました。

そのころは「気の強い女性秘書がオフィスでオ○ニーしているところを落ちこぼれ社員に見られてそのまま言いなりになっていく」という設定のエロマンガを見て鬱憤を晴らしていたものです。

日本支社長が交代することで彼女もてっきり辞めてくれるものだと思っていたのですが、どうやらまだ居座るようです。やはりオ○ニーしている証拠を握って追い出すしかないか。

…って、そもそもオフィスでオ○ニーなどしているわけがありません。今度はエロマンガに影響されているようです。単純。