読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

友人

年齢を重ねるごとに友人付き合いはどうしても希薄になりがちです。仕事で毎日忙しかったり、家庭を持ったらそちらを優先せざるをえなくなったり、仕方がありません。

また、学生時代の友人となると、最終学歴での友人がほとんどではないかと思います。私の場合は大学時代の友人で、サークルやゼミの同期とは定期的に連絡を取り合っています。

高校を卒業してからは、環境が大きく変化します。就職した人はもちろん社会人として責任が増しますし、進学した人も実家から出て1人暮らしを始めるなど、それまでの生活が激変します。

しかも、20代という人生で大きな節目の1つを迎える多感な時期です。大学に入ってから何人かの高校の同級生に会いましたが、お互いに何か違うものを感じ、気づいたら疎遠になっていました。

昨夜飲んだ友人とは、そんな中にあって高校時代から付き合いが続いています。大学は別々、もちろん就職も別々でしたが、妙にウマが合う男です。

ヤツは就職してからしばらく地方を転々とし、私は新聞記者として昼も夜も関係ない働き方をしていたので、数年間は顔を合わせる機会がなかなかありませんでした。

ただ、ヤツがこちらに戻ってきてから四半期ごとに飲むようになりました。いまは奥さんの実家の近くに家を買っているのですが、それが私の住まいから遠くないところという偶然もあります。

ちなみに、ヤツはイケメン、奥さんは超美人、子どもは2人で一姫二太郎という、絵に描いたような幸せな家族です…あれ、モニターがぼやけて見える(涙)

当たり前のことですが、ヤツも私も高校時代と大きく変わりました。会社ではそれなりに責任ある立場になり、ヤツは親になりました。

焼き鳥屋のカウンターで熱燗を酌み交わしながら上司がどうの部下がどうのと話す図は、高校時代にはなかなか想像できません。お互い、思えば遠くにきたものです。

ただ、晴れ着を着た女の子の帯をクルクルッとやって「お代官様、お戯れをー」と言わせてみたいと力説していたので、人間はそうそう変わらないと実感したわけですが。