電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

追っかけ

あ~~~~~、彼女と話してぇ~~~~~、仲良くなりてぇ~~~~~…はぁはぁ。

何もできず、そもそも何もしてはいけないのですが、たまに叫びたくなるのです。仕事中も彼女のことっで頭がいっぱい。こんな不毛なことをしていても何も生み出しませんし、女性は他にもいっぱいいるのですが、「話しかけないのが不自然なぐらい毎日会うけど知らない人」という特殊なシチュエーションが彼女のイメージを当社比150%アップにしているのでしょう。

いや、確かに女性は他にもいっぱいいますが、私のようなブサメンには彼女だろうが他の女性だろうが縁がないのでした。彼女に対しては恋などではなく、憧れなのです。手が届かず、仮に届きそうになったとしても決して触れてはならず、遠くから眺めるだけの存在である、という意識を忘れてはいけません。

今日の都内は少しひんやりとしています。彼女は薄手のコートを着ていました。美人は何を着てもかわいいのです。一方、ブサメンは何を着ても様になりません。最低限、周囲に不快感を与えないよう、清潔な服装を保つべし。

ところで、昨夜のライブは大盛況でした。観客も大盛り上がりで、トリの役目は果たせたかと思います。今回も私の追っかけが駆けつけてくれましたし。え?追っかけがいるのかって?それがいるのですよ。しかも何と7人も。

全員、男ですが。

実は先月、新しいベースを入手しまして、昨夜はライブデビューだったのですが、「新しいベース、チョー良い音してました!」「相変わらず最高ッす!」「次も絶対に行きますから!」と野太い声で言われ、もちろん嬉しいのですが、女子に囲まれたサックスを見ると軽く殺意が。

私はベースが大好きですし、ものすごくかっこいいパートだと思っているのですが、やはりミーハー女子にはサックスのほうに目がいくのでしょう。金ピカで目立ちますし。彼女はベースの良さを分かってくれるかな。1回でよいからライブを見てもらいたいのですが、ライブへのお誘いなんて話しかけるよりもさらにハードルが高いわけで、結局、こうして叫ぶしかないのです。