電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ずずず亭のビーフシチュー

すっかり寒くなりました。もうすぐ11月なので当たり前なのですが、ついこの前まで最高気温25度以上の夏日が続いていたこともあり、秋をすっ飛ばして一気に冬がやってきた気分です。先週は素麺を食べることもありましたが、温かいものを食べたくなってきました。そこで、ずずず亭では今シーズン初のビーフシチューを作ります。

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近所のスーパーでたまたま牛スネ肉が安かったこともありますが、男子2人なので肉祭り状態でいきます。たぶん、これで800グラムぐらいあります。塩コショウで下味をつけます。

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西洋の煮込み料理に欠かせないソフリットを作ります。セロリとにんじん、玉ねぎをみじん切りにし、じっくり炒めて作る野菜の出汁の素です。

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弱火でじっくり炒めていきます。独身男子が台所で1人「美味しくなーれ」と口ずさみながら炒める図は悲哀を誘います。

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旨味が凝縮されました。

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隣のコンロでは牛スネ肉に焼き色をつけています。

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赤ワインをぶっ込みます。料理に使う分には激安ワインで問題ありません(飲むとあまり美味くない…)。鍋底についたソフリットの焦げ(旨味)をこそげ取ります。

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水を加えて、途中で玉ねぎやニンジンを入れて煮込みます。コトコトコトコト…料理の美味さはかけた手間暇に比例します。一方、最小限の手間暇で美味しいものを作るのがプロのシェフです。私は単なる料理好きの素人なので、時間をかけてゆっくり作ります。

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下ごしらえから合わせて3時間ぐらい煮込んでいるため、カチカチの牛スネ肉も箸で切れるぐらいに柔らかくなりました。ビーフシチューといいながら、牛肉の小さな欠片が1つ、2つぐらい、あとはビーフエキスの化学調味料を出すお店も少なくありませんが、儲け度外視、自己満足なので文字どおり肉祭りです。

平日の仕事のストレスを、週末の料理で発散する日々です。