電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

禁煙500日

ふと気付いたら昨日、禁煙500日でした。禁煙していなかったら1万本(20本入り500箱)ものタバコを吸い、25万円を煙にしていたことになります。禁煙貯金箱には毎日入れているわけではないので、まだ25万円は貯まっていませんが、15万円ぐらいは貯まっている感じです。

  • 禁煙時間:500日19:14:09
  • 禁煙できた本数:10,016本
  • 節約できた金額:250,400円
  • 延びた寿命:38日6時間8分

禁煙を始めたころ、さすがに3日坊主は格好悪いので気合いで乗り切るとしても、1週間は無理だと思っていました。もしタバコがなかったら…と考えただけで不安になって火をつけたぐらいです。タバコがない生活など考えられませんでした。

恐ろしいことに、いまでも吸いたくなります。しかも、数日おきなどではなく、1日1回は必ず吸魔が襲ってきます。食事したとき、イライラしたとき、集中していた後にふっと気を抜いたときに「あっ、タバコ吸いてぇ…」と思ってしまいます。

私の席の近くに紙巻きを吸っているヘビースモーカーがいて、喫煙室から戻ってくるたびに「うっ」と吐き気をもよおすほどの悪臭を漂わせています。自分がこのニオイを撒き散らしていると思うと吸う気が失せますし、そもそももう吸えないはずです。

しかし、それでも口にくわえた感覚と、人差し指と中指に挟んだ感触、ジッポーのふたを開けたときのオイルの香りをいまでも思い出します。マッチの独特の香りも印象に残っています。いまの世の中、タバコに火をつける以外にマッチを擦ることなど滅多にありません。

「たぶん、もう吸わないと思う」というのが正直な気持ちです。もう一生、絶対に吸わないと断言できる自信はありません。「きょうも吸魔が襲ってきたけど、吸わずにいられた」という日を1日ずつ、積み重ねていくのみです。