電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

良い趣味を持てた幸運

昨日は東京・府中市で開催された野外ジャズフェスに出演してきました。天気予報は曇り時々雨、降っても小雨程度と言われていましたが、会場に着いたときには結構な本降りで、指が少しかじかむぐらいの寒さでした。

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出演者はテントの下ですが、お客さんは屋根のない場所で、傘を差さなければなりません。雨の中で立ち止まり、傘を差してでも聞いてみたくなるような演奏ができるのか、機材や設備も必要最低限しかなく、正直言って厳しい環境でした。

しかし、いざ演奏を始めると、1人、また1人と足を止めてくれて、習い事の帰りのようなママさんとチビッコの団体まで立ち止まり、チビッコはカッパを着ながらステージ前で踊ってくれました。うちのバンドは妙にチビッコに好かれます。

そして、2曲目が終わったあたりで何と雨が止み、ステージ前はかなりの人だかりになっていました。後でスタッフさんに聞いたところ、どのバンドもずっと雨だったのに、うちのバンドで初めて止んだそうで、びっくりしていました。

近所に住んでいるという学生時代のサークルの先輩と同期が見にきてくれて、しばし学生時代に戻りつつも、お互いの腹肉を見て我に帰るという苦い思いを味わいました。ライブをやるとこうして懐かしい仲間と再会でき、この歳になって新たなつながりが広がり「バンドやってて良かったなー」と毎回思います。

良い趣味を持てたことを幸運に思います。