禁煙12か月目 - 電車の中の恋人

禁煙が12か月目に入りました。今月吸わなければ禁煙満1年です。禁煙補助薬を販売しているファイザーによると、米国での禁煙半年達成率はわずか10％で、1年となるとさらに低いのではないかと思います。

私が禁煙外来を受診し、禁煙補助薬を処方してもらったのが昨年の10月29日です。1週間は薬を飲みながらもたばこを吸ってよいのですが、私は3日間だけ薬とたばこを併用し、キリがよい11月1日に完全禁煙しました。

禁煙した直後は本当に辛かったです。「ニコチンがないぞ！大至急、補給しろ！」と脳から常に信号が出続けるため、たばこのことしか考えられず、半日で息も絶え絶えでした。

「さすがにもう吸いたいと思わないよね？」と聞かれることがありますが、いまでも吸いたいです。禁煙を始めたばかりのころよりは吸魔が襲ってくる頻度も減りましたが、それでもふとした瞬間に吸いたくなります。

本数を減らす人がいますが、私には無理です。飲んでいるときだけ吸うというのも信じられません。また、1本だけなら吸っても大丈夫という人もいますが、たばこが大好きだった私に再禁煙は不可能だと思います。

そもそも、1本吸ったら彼女に嫌われてしまいます。その辛さに比べたら禁煙など屁でもありませんし、彼女とたばこを天秤にかけること自体があり得ません。たかがたばこです。

きょうから消費税率が10％になり、たばこも値上げされました。私が吸っていたIQOSのヒートスティックは昨年10月に500円になったばかりですが、きょうから520円になったようです。1,000円札を出しても2箱買えません。

禁煙をきっかけに始めたツイッターには、値上げを気にしなくて済んで喜ぶ禁煙仲間のツイートが目立ちます。正直言って禁煙の効果を感じられることがほとんどないのですが、これば直接的な効果を実感できます。

少し古い調査ですが、2016年に禁煙に挑戦した喫煙者は約3割いたそうです。今回の値上げや来年のオリンピックをきっかけに、今年は禁煙に挑戦する人がもっといるのではないかと思います。

禁煙した元喫煙者は嫌煙家になりがちですが、私はたばこを何とも思っていません。吸いたければ吸えばよいと思っています。違法ではありませんし、高い税金を払っているのですから、ルールに沿って吸えばよいわけです。

ただ、もし少しでも禁煙を考えているのであれば、やめたほうがよいと思っています。悲しいかな、喫煙者を取り巻く環境は厳しくなる一方で、吸うメリットより吸わないメリットのほうが大きくなっています。

何があっても絶対に禁煙しないという確固たる決意を持った喫煙者などほんの一握りでしょう。そういう人はむしろ尊敬します。そこまでの決意を持てなければとっとと禁煙しましょう。早いに越したことはありません。

禁煙は死ぬほど辛いけど。

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毎日入れているわけではないのでまだ完全に貯まっていませんが、禁煙貯金箱は着々と続けています。たぶん7～8万円にはなっていると思います。貯まったら彼女とペアで使えるようなものを買うつもりです。