電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ずずず酒

「会社なんか辞めても大したことない。生きていてなんぼなんだから、ヤバいと思ったらとっとと辞めちまえ。自分が追い詰められていると気付ける奴がデキる奴だ」

新卒で入った会社、何度か書いているように地方紙の記者職ですが、そこでの初めての上司によく言われました。いまは当たり前のことですが、当時では珍しいことでした。

私が大学を卒業した2001年はまだ転職が珍しい時期で、おまけに超就職氷河期の中でようやく正社員として就職できたわけですから、何があっても自分から辞めることなどないと思っていました。

「楽して就職できたクソじじいめ、お前らと一緒にするな」といつも思っていました。お前らの世代が日本をダメにしたくせにのうのうと給料もらいやがって、と。

しかし、いまとなっては当時の上司の言葉がよく分かりますし、精神疾患=キチガイ=ヤバい奴という認識だった時代にそんなことを言えた上司がすごいと思っています。

記者のプレッシャー

記者のプレッシャーは相当のものです。新聞の紙面の一部が空白だったり、白紙だったりすることなどないのが当たり前ですが、それを毎日やっていることがどれだけ大変か。

また、私は地方紙の経済部でしたが、新人時代には“サツ回り”と言われる警察担当を経験しましたし、全国紙の社会部記者は年に何度も殺人事件について取材します。

政治部は表に出てくる真っ当なニュース、内閣改造がどうの、IRがどうの、将来の首相候補が結婚したの、そういったものの何倍もの汚い情報を裏で耳にしています。

政治家によくあるのが金と女の話で、ここに書けないようなことを私もたくさん耳にしました。タフな政治部の記者でも抱えきれないぐらいのどす黒い話題が流れてくるわけです。

私も2度、何度か取材に行った町工場の社長が首を吊っていた場面に出くわしたことがあります。不況時代の経済部記者は、人間の裏表をそれなりに見聞きします。

仕事は一生懸命やるべきです。ただ、身体や心を壊してまでやるものではありません。お金がたくさんあって損することはありませんが、まず生きていてこそのものなのです。

ビバ、ズル休み!

「あっ、きょうはちょっとヤバい。とっとと帰ろう」と思ったのが午前11時すぎ。体調が悪いとごまかして午後3時すぎにオフィスを出て、ふらっと1人飲みしてきました。

いつもではありませんが、タイミングさえ合えばこうしてズル休みができる立場を得られたのも、これまで必死に頑張ってきたからです。2か月に1回ぐらい、サボっても罰はありません。

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きょうもお昼ごはんを食べる時間がなかったので、JR桜木町駅前の超有名駅そばの川村屋に寄ります。

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天玉そばが定番ですが、私はいつも山菜そばです。

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野毛に行くと見せかけて、

tabelog.com

飲んだくれの聖地、JR桜木町駅直結のぴおシティ地下の飲み屋街に寄ります。きょうはもつ肉です。

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まず、ウーロンハイで喉を潤します。

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トロレバなる、レバ刺しを思い出させるものをつまみます。

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タン塩からの、

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カシラ味噌とハツからの、

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タン塩が美味かったので追加からの、

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ウーロンハイをもう一杯もらって、

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トマトの上に紫蘇と豚バラを巻いて焼いたもので締めました。2,200円。

これだけで何とか回復するなら安いものです。たかが数時間サボったぐらいで何ともなりません。命あっての物種です。