電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

aikoと花火と夏の星座とベース

「aikoのカバーバンドをやりたいんだけど、ベースを弾いてもらえないか」と知り合いに頼まれましたが、お断りしました。表向きはメインバンドが忙しくて時間がないと言いましたが、本当の理由は別にあります。

だって難しいんだもん…。

aikoは大好きです。超絶テクの速弾きや変拍子があるわけではないので、単に弾くだけであれば弾けます。しかし、aikoの独特のリズム感というか、間というか、空気感のようなものを再現できません。

しかも、後から機械でいじれるレコーディングならまだしも、ライブでaikoを再現するなど本人以外には無理です。aikoの曲の難しさは楽器をやっていて分かる人であれば分かるはずです。そして、やりたくない。

久しぶりにYoutubeでライブ動画を見たら、バックバンドが佐野康夫さんを筆頭に日本を代表するスタジオミュージシャンで固められていました。いや、ホント、aikoの曲は死ぬほど難しいので、聴くに限ります。

いまの季節であれば「花火」がよく合います。

夏の星座にぶらさがって
上から花火を見下ろして
涙を落として火を消した

1度聴いたら忘れない印象的なメロディとこんな詩を思い浮かぶなんて天才だとしみじみ思います。コード進行も妙にジャズっぽく、曲調はポップなのに根っこはブルースっぽいという不思議な歌い手です。

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ちなみに「花火」でaikoがぶらさがっていた可能性が高い星座というのが以前、ツイッターで話題になりまして、きょう上がってくるはずだった初校がお盆明けになって時間ができたのでパワポで自作してみました(仕事しろ)。

来週は、すみだストリートジャズフェスティバルに出演します!