電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ホワイト × ホワイト = ブラック?

働き方改革で困っています。

労働時間の管理システムが変わりました。これまでは手入力で、月の時間外労働時間が100時間を超えるようなときはさすがにアラートが飛びましたが、それ以外は特に何もありませんでした。

それが今月、IDカードと連動したオンラインのタイムカードのようなシステムが導入され、オフィスに入室するためにIDカードをセンサーにかざした時間が自動で記録されるようになりました。

どんな仕組みになっているのか分かりませんが、一時外出と退勤の区別もついているようで、労働時間を明確に把握されています。今月の時間外労働が先日、30時間を超えたときにアラートが飛んできました。

コンプライアンス違反

そして昨日、45時間を超えたようで、コンプライアンス違反の通知と人事へのレポート提出を求められました。「こういう作業をやっていたので残業していました」という説明で、上司も提出させられるそうです。

今月の規定実働日数は20日間、私の会社は9時~17時が定時なので今月の規定労働時間は140時間です。これ以上が時間外労働時間に換算され、今月の実労働時間が185時間を超えたということです。

20日間で45時間の時間外労働というのは毎日2時間ちょっとの残業ということです。私はいつも9時30分に出社しているので、19時30分過ぎまでいると2時間ぐらいの残業になります。

これぐらいは残業した気になりません。出勤はゆっくりめですし、退勤は常識的です。何度か定時で帰りましたし、残業代はしっかりもらえます。有休取得も自由で、ブラックと感じたことは一度もありません。

むしろ、コンプライアンス違反だのレポート提出だの、仕事以外のことをさせられることにイライラします。楽しんでやっているんだから余計な邪魔をするな、好きにやらせろ、と。

ブラックの根源

しかし、このような考えがブラック企業を生み出したわけです。それに、いくら労働者本人が気にしないといっても何かあったら企業が責任を取らされるわけで、無理やりにでも仕事を止める必要があります。

そして、それは私も頭ではよく分かります。ただ、それなら自宅でやりますし、本当の労働時間が余計に分かりにくくなるだけです。全員を一律にルールに当てはめようとするのが無理な話です。

ブラック企業やブラックな職場はなくなるべきだと思います。しかし、そういうところはまったく変わらず、法を遵守しようというところはそもそもホワイトで、ホワイトが行き過ぎると逆にブラックになります。

ものすごく贅沢な悩みだと思いますし、「じゃあうちで働いてみろ」「お前のところみたいなのは一握りだ」と非難轟々かと思いますが、仕事をさせてくれないのはそれはそれで辛いわけです。

「じゃあずずずさんは特例」などとやると収拾がつかなくなるので、とにかく一律に運用するしかないことも分かります。仕方ないので数か月は素直に従い、徐々に柔軟に運用してくれるようお願いするのみです。

仕事したいぜ!