電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

中途を受け入れ慣れているという皮肉

新卒であれ中途であれ、退職者が多い職場というのは問題があるわけです。何度か書いていますが、転職理由としてよく挙がるキャリアのステップアップなどほぼ嘘で、何か嫌なことがなければ辞めるはずありません。

外資系は3~4年で渡り歩くのが当たり前ですし、コンサル業界は2~3年で転職して40代になる前に独立するのが一般的らしいです。このように入社時から定年以外での退職が前提になっているところもあります。

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しかし、この記事内で挙げているということは日系でしょうし、大手金融系企業といえば定年まで勤めるのが当然の典型的な日系であるはずです。中途入社の48人中40人が1年で退職するというのは相当です。

仕事のやり方や会議のルール、上長に承認をもらう方法、社内用語などはもちろん、文房具やコピー用紙が置かれている場所が分からないというのもストレスになります。そして塵も積もれば…となるわけです。

慣れ

この点、外資系は何人もの中途入社を受け入れているので、入社したばかりの社員が何にストレスを感じるか分かります。退職者が多いということは受け入れに慣れているという皮肉でもあります。

日系企業でも転職や中途入社が一般的となりつつありますが、上層部や管理職は生え抜きが占めているでしょう。この辺が中途入社の社員と入れ替われば受け入れに慣れ、中途入社の退職も減る…かしらん。

それにしても、1年で退職して次の行き先があるというのが驚きです。1年いれば転職エージェントも紹介料を返さなくてよいですし、1年後にまた転職先を紹介して…とやれば打ち出の小槌か(実際はそんなに上手くいきません)。