電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

○○世代

プロフィールに「元日刊紙記者」と書いているからでしょうか、マスコミ志望の方からメールをいただくことがあります。もちろん、まったくの見ず知らずです。

就活シーズンに入ったこともあり、ここ最近は特に増えています。記者を辞めてから数年経っている私にコンタクトを取るなど、下手な鉄砲も数打てば当たると思っているのでしょう。

マスコミのような人気職種に就こうというのであればその気質は良いことです。スクープを取っている記者はみんな、原則として自身の行動のほとんどは無駄だと思っています。

10の取材のうち9は無駄だろうけれど、無駄だと決めつけて9を手抜きすると、その9の中にスクープとなる1がある ― 新聞の1面トップとなる1本のニュースの裏に9本の無駄になったニュースがあるわけです。

メリットないよ

正直言って、私にコンタクトを取ったところで何のメリットもありません。新聞記者の日常や仕事の進め方を伝えられるぐらいですし、しかもそれは7年前のことです。

しかし、マスコミ関係者っぽい人に片っ端からコンタクトを取っていると、もしかしたら有力者に巡り会って「きみ良いねぇ。うちにこないか?」となることもあり得るわけです(まず、ないけど)。

いただいたメールには、私が分かる限りのことを書き、すべて返信しています。それに対して「どうもありがとうございます」という返信がほぼないことに少し引っかかりますが。

就活解禁

3月1日、経団連に所属する企業の会社説明会などが始まり、あくまでも建前ですが、2020年3月卒の大学生の就職活動が解禁になりました。今年も学生の売り手市場だそうです。

生まれた時代が悪かったと言われたらそれまでです。しかし、そのひと言で人生を台無しにされたことに、超就職氷河期世代としてはどうしても納得できません。

いま、複数社から内定をもらって我が世の春を味わっている若者、2001年卒の中に混ざって就職活動したら1社からも内定がもらえないぞ?いまの世のありがたみが分かるか?

私は運良く普通の生活を送れています。一方、いまだに正社員経験がなくフリーターを続けている同級生もいます。これを自己責任という言葉で片付けてよいのかどうか。

世代論

1か月後には世間に新入社員があふれているはずで、彼らの上司は30代後半~40代前半の超就職氷河期世代だと思います。話が噛み合わない場面があちこちで見られるでしょう。

私のような超就職氷河期世代にはバブル世代がクズに思えます。しかし、バブル世代にとっては団塊の世代がクズに思えるそうです。要は○○世代と一括りにすることに意味がないということです。

世の中に文句を言ったところで何の意味もありません。それはよく分かっています。ただ、それでも何か言わずにいられない超就職氷河期世代の日曜日です。