電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

勤労感謝の日と就職氷河期

五穀豊穣を神に感謝する重要な宮中祭祀である新嘗祭を、GHQが戦後日本を統治するために変えた恥ずべき日である。

知らんがな。

勤労感謝の日の本来の意味など何だって構いません。私にとって勤労感謝の日とは、仕事があることに感謝する日です。

「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、就職氷河期世代の私には当たり前のことではありません。

https://twitter.com/Nonbeekaeru/status/1065226636004487169

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昨日、こんなツイートを目にしました。「会社3桁受験して全滅する人、普通」など信じられないかもしれません。

しかし、これは普通でしたし、それ以外も普通でした。なぜこれほど注目されるのか、と思います。

大学を卒業してからこれまでずっと正社員として働けていること、しかも希望の職種であることは運です。

努力してきた自負はありますが、私と同等かそれ以上に努力している人を何人も知っています。

それなのに非正規雇用でワーキングプアだったり、疲弊して脱落してしまったり、苦労している友人もいます。

自己責任論が流行りですが、就職氷河期を生み出したのは間違いなく社会の責任です。この考えは絶対に変わりません。

wakabkx.hatenadiary.jp私が住むマンションから歩いて15分ほどのところに、日本三大ドヤ街の1つと呼ばれる横浜・寿町があります。

その近くを通るとき「明日は自分もここにいるかもしれない」といつも思っています。

決して見下しているわけではありません。いくら努力してもダメなときはダメ、結局は運です。

しかし、だからといって努力を放棄してよいわけではなく、努力しつづけなければなりません。

私が嫌いなことは、手抜きすることです。ただ、これはいつ職を失うかという恐怖心からくるものです。

外資系だからではありません。これから日系でも「朝、出社したらいきなり解雇」が珍しくなくなると思います。

仕事があるのは当たり前でなく感謝すべきこと ― 丸い月を眺めながらベランダで静かにビールを飲める幸せを実感しています。

ちなみに、私が大学を卒業したのは2001年3月ですが、いま話題のカルロス・ゴーン氏が日産のCEOになったのは同年6月です。

また、日産自動車本社はGlobal Headquartersを略してGHQと呼ばれています。最後は色々こじつけです。