勤労感謝の日と就職氷河期
五穀豊穣を神に感謝する重要な宮中祭祀である新嘗祭を、GHQが戦後日本を統治するために変えた恥ずべき日である。
知らんがな。
勤労感謝の日の本来の意味など何だって構いません。私にとって勤労感謝の日とは、仕事があることに感謝する日です。
「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、就職氷河期世代の私には当たり前のことではありません。
私が就職を迎えた時期は氷河期の最中。
— 林 智裕 (@Nonbeekaeru) 2018年11月21日
会社3桁受験して全滅する人、普通。
セクハラ・圧迫面接、普通。
大卒なのに高卒求人応募、普通。
就職できず大学院行く人多数、普通。
正社員になれた!→その後足元見られブラック労働で鬱や過労、普通。
働いてるのに生活成り立たないワーキングプア、普通。
https://twitter.com/Nonbeekaeru/status/1065226636004487169
https://twitter.com/Nonbeekaeru/status/1065226636004487169
https://twitter.com/Nonbeekaeru/status/1065226636004487169
昨日、こんなツイートを目にしました。「会社3桁受験して全滅する人、普通」など信じられないかもしれません。
しかし、これは普通でしたし、それ以外も普通でした。なぜこれほど注目されるのか、と思います。
大学を卒業してからこれまでずっと正社員として働けていること、しかも希望の職種であることは運です。
努力してきた自負はありますが、私と同等かそれ以上に努力している人を何人も知っています。
それなのに非正規雇用でワーキングプアだったり、疲弊して脱落してしまったり、苦労している友人もいます。
自己責任論が流行りですが、就職氷河期を生み出したのは間違いなく社会の責任です。この考えは絶対に変わりません。
wakabkx.hatenadiary.jp私が住むマンションから歩いて15分ほどのところに、日本三大ドヤ街の1つと呼ばれる横浜・寿町があります。
その近くを通るとき「明日は自分もここにいるかもしれない」といつも思っています。
決して見下しているわけではありません。いくら努力してもダメなときはダメ、結局は運です。
しかし、だからといって努力を放棄してよいわけではなく、努力しつづけなければなりません。
私が嫌いなことは、手抜きすることです。ただ、これはいつ職を失うかという恐怖心からくるものです。
外資系だからではありません。これから日系でも「朝、出社したらいきなり解雇」が珍しくなくなると思います。
仕事があるのは当たり前でなく感謝すべきこと ― 丸い月を眺めながらベランダで静かにビールを飲める幸せを実感しています。
ちなみに、私が大学を卒業したのは2001年3月ですが、いま話題のカルロス・ゴーン氏が日産のCEOになったのは同年6月です。
また、日産自動車本社はGlobal Headquartersを略してGHQと呼ばれています。最後は色々こじつけです。