電車の中の恋人

悠々自適なアラフォー独身貴族の日常

たまには真面目な話でも~日産のこと

元々が日本という国を代表する財閥だったので一民間企業となっても政府の意向に左右されてしまうことは仕方ありませんが、現場で働く社員はたまったものでないと感じているはずです。

日産自動車のカルロス・ゴーン会長の電撃逮捕は、日産をフランスに渡してなるものかと考えた政府の意向です。渡すといった生易しいものではなく、文字通りフランスの国営企業になるわけですから。

フランス・ルノーと日産の関係についてはもちろん、ルノーの筆頭株主がフランス政府であること、フランス政府がルノーの経営にこれまで以上に露骨に関与し始めてきたことは言うまでもありません。

フランスの失業率は今年8月時点で9.1%、中でも若年者失業率は20%を超える高さで、フランス政府はとにかく雇用の創出に躍起になっています。日産はその道具として数年前から目をつけられていました。

フランスのマクロン大統領と安倍首相が先月、首脳会談を行いましたが、マクロン大統領がその場でルノーと日産の経営統合・合併を目指す考えを伝えたのではないかという話があります。

東京地検特捜部はもっと前から捜査していたはずですが、首脳会談で尻に火がついた政府と経済産業省が大慌てになり、このタイミングで刺したわけです。本来は来月の予定だったのに。

そうはいっても、あとひと月遅れていたら取り返しのつかない事態に陥っていた可能性があり、タイミングとしてはベストだったと個人的に思っています。特捜部も鼻高々でしょう。

…古巣の新聞社のお膝元で起きた経済事件であると同時に、親父が日産の社員だったこともあり、たまには真面目なことを書いてみたくなりました。経済部はもちろん社会部、政治部を含め、少なくとも年内はネタ探しに苦労せずに済み、記者もひと安心。