電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

喫煙がキャリアの妨げになる時代

喫煙者を採用しないことや、喫煙者の昇進を遅らせる or 昇進させないといった、喫煙を理由としてキャリアに差をつけることは差別などではないと私は思っています。

先に書いておきますが、私は喫煙者です。そしていま、禁煙を本気で考えています。

喫煙者を採用しないと聞いて真っ先に思い浮かぶのは星野リゾートでしょう。また、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどのように、社内全面禁煙や就業時間内喫煙禁止を打ち出す企業も増えてきました。

この話題になると差別だなんだといった大きな反発が必ず起こります。労働法の観点から考え始めるとキリがないので控えますが、感情でいうならば「まあ仕方ないよね」となります。

喫煙者である私から見ても、ニオイによる直接的なものや、頻繁なタバコ休憩を見せることによる間接的なものなど、非喫煙者を不快にし、パフォーマンスを下げる要素が喫煙には多いと感じます。

「多額の税金を納めているんだから文句言うな」と喫煙者は常に言いますが、喫煙による病気の治療に対する医療費で相殺されるか足りていないほどだという指摘があります。

「嗜好をとやかく言われる筋合いはない」ともよく言いますが、周囲に迷惑をかけてまでやることを嗜好と呼んでよいのか、私は疑問に感じるときが多々あります。

このほか、マナーが悪いのはごく一部の喫煙者だけだから分煙で、という意見もありますが、喫煙という行為自体がマナー違反と思われているので、場所を限定しようが関係ありません。

要は時代の流れとして諦めるしかないと思っています。時代の流れに取り残されて消えていったものは山ほどあり、ついにタバコに順番が回ってきたというだけのことです。

タバコに何のメリットもないとは思いません。タバコがきっかけで仲良くなったことや特大スクープをつかんだことがあります。タバコに感謝こそすれ、恨む気持ちはありません。

それがよく分かるので、仮に私が禁煙したとしても、嫌煙家になることはありません。吸う場所やニオイに気を遣ってもらえれば自由に吸い続ければよいと思います。

ただ、吸う権利があるのであれば、吸わない権利もあります。現状は吸う権利を行使する代わりに吸わせない義務を果たすことができていませんし、これからも不可能でしょう。

仕事に限らず日常生活でも「喫煙者だから」という理由で不都合を被ることがこれから増えると思います。私が吸っているものが今月からついにワンコインの500円になったということも十分、不都合です。

学生時代から吸い続けている私は根性や飴・ガムなどでやめられないと思っているので、禁煙外来を頼るつもりです。高倉健さんがカッコイイとされた時代は去りつつあるようです。

www.youtube.com