電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

続・面接結果

「編集スキルには申し分ないと感じましたが、他責性の強さが垣間見られましたので、次の面接ではそこに注意してください」— 昨日の二次面接を担当したマネジャーからの申し送りです。

他責性とは読んで字のごとく、失敗などの原因を他人のせいにして責めることです。「自分はきちんとやっていたのにあいつのせいで台無しになった」というものです。

仕事の場面に限らず、プライベートでもよくあることです。他責思考はしないよう、特に気をつけているつもりですが、気持ちに余裕がないときなどはつい他責思考に陥ってしまいがちです。

なぜ転職しようと思っているのかについて聞いたとき、マネジャーは他責性を感じたそうです。転職理由は必ず聞かれることなので対策も十分だったはずですが、何か失言があったのでしょうか。

前向きな転職理由は基本中の基本です。正しく評価されない、給料が安い、残業が多い、休めないといったことを転職理由として挙げないことは常識のようになりつつあります。

ただ、いまの会社を辞めて転職したいと思うのは多かれ少なかれ不満があるからです。何の不満もない人は辞めようと思わないはずですし、無理やり前向きな理由を作り上げるより、少しぐらい本音を出してもよいのではないかと個人的に思っています。

多少の他責性は仕方ないと思っています。人間ですから。しかし、チームに支障が出るほどだと見過ごすことはできません。二次面接を通し、次は最終面接です。百戦錬磨のダイレクターの意見を聞きたいところです。

それにしてもマネジャーはだてに長く管理職をやっているわけではありません。これまで採用面接を何度もこなし、何人もの応募者を見てきたはずです。一方、私は初めて採用する側になったわけではありませんが、経験値は圧倒的に不足しています。

要は面接する側も自分の未熟さから不安になっているわけです。面接を受けるとなると誰もが緊張すると思いますが、面接する側も緊張してビクビクしていると思ってください。そう思えば多少、気楽になるはずです。