電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

外資の給料

外資系企業の給料の話です。

友人 :いまどこにいんの?
ずずず:外資。
友人 :じゃあ結構もらってんだ。

前の会社に入ったとき、久しぶりに会った友人とこんな会話をしました。前の会社で派遣スタッフから正社員になった男の子も友人とまったく同じ会話をしたそうです。

確かに“外資=高給”というイメージがありますし、私も前の会社で初めて外資を経験するまでそんなイメージを持っていました。しかし、実際はまったく違います。

日系企業の割合として大企業が0.3%、中小企業が99.7%と言われていますが、私が見聞きした限り、これはそのまま外資に当てはまると思います。

つまり、日本にある外資系企業のうち、大企業=高給が0.3%で、中小企業=給料安いが99.7%ということです。高給の外資というのはごくわずかです。

私の前の会社は、世界的に見れば社員数約2万人の大企業ですが、日本法人は社員数が100人にも満たない中企業どころか小企業です。給料などたかが知れています。

また、大企業の特徴の1つとして福利厚生の手厚さがありますが、これも必要最低限のものしか整えられていませんでした。

さらに最も厳しいのが、クビになる可能性が日系と比べて格段に高いということです。彼らは1つのチームや課をなくすのと同じように軽い気持ちで進出先から撤退します。

雇用の確保という概念がなく「撤退するからみんなクビね。次は自分で探してね、えへっ」というのが当たり前なので、転職先の紹介などもありません。

このリスクを考えると、日系の中小企業より安いのではないかと思います。外資の99.7%はハイリスクローリターンで、残りの0.3%がハイリスクハイリターンです。いずれにしてもハイリスクは変わらないという。

結論、外資はおすすめしません。それなのになぜ私が外資にいるかというと、40歳を過ぎてからの転職など外資しかいくところがなかったからです。

いまや日系企業の安定性や終身雇用など幻想と言われていますが、私から見ればそれでも外資の比ではないと思っています。私はもう外資の流れに乗ってしまったので、日系には戻れませんが。

大企業にいる人は何とかしがみつけ!中小企業でくすぶっている人は転職もありだが外資だけはやめておけ!隣の芝生は思っているほど青くないのが現実です。