電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

会いたかった人

あらかじめ書いておきますが、艶っぽい話ではありません。

私のチームに1人、とてもキレイな文章を書く女性がいます。彼女の文章は構成から“てにをは”などの助詞、形容詞の使い方まで問題なく、スムーズに読めます。

「一緒に仕事している人のものだと直しにくいですよね」と言いますが、仕事となれば別です。校正を頼まれた文章については上司であっても問答無用で直します。

しかし、彼女の文章は直すところがほとんどありません。表記ルールを見落として漢字の閉じ開きをうっかり忘れることがある程度です。

ごく普通のコラムもインタビュー記事も、少し特殊なニュース記事も、何を書いてもキレイに書き上げてきます。編集者なのに何でこんなに書けるのか、以前はライターだったのか。

「ずずずさんが来る前の上司が厳しい人でしごかれました」― そういえば他のメンバーも言っていました。前の上司はデキる人だった、と。

特に疎んじられているように感じないので、私はタイプが違うものの上司と認められているようですが、そこまでデキる人だったら会ってみたかったと思っています。

もっと言うなら一緒に仕事をしたかったと思いますが、その人が辞めたからポジションに空きができ、私が採用されたわけで、並び立つ可能性はなかったわけです。

私より年上だったそうです。買収や合併を繰り返してきた会社なので、その過程で思うところが多々あったのだろうと思います。退職は労力を使うものですから。

転職が決まってうかれていましたが、もうすぐ2か月です。「やっぱり前の上司のほうが良かった」などと言われないよう、気を引き締めないといけません。

まずは風邪を治さねば…。