外資を狙え
「そういえばオレ、もう40歳だったんだっけ。しかも来月には41歳だし…」
いまの会社から内定をもらった6月、転職エージェントに「40代での転職成功例として落ち着いたころに話をうかがわせてください」と言われ、自分の年齢を再認識しました。
転職活動を始めたのは2月で、そのときはとにかく編集の仕事をやりたいので他社に移ることしか考えておらず、35歳限界説どころか40歳での転職の難しさを忘れていました。
ただ「次が決まるとしたらまた外資だろう」と漠然と思っていました。外資に近い気質を持った日系のIT企業のウェブメディアの編集にも応募しましたが、ことごとく落ちました。
今回の転職活動で応募したのは20社です。そのうち18社は面接に進めず書類で落ち、残りの2社は最終面接まで進むという両極端な結果になりました。
皆さまのご想像どおり、最終面接まで進んだ2社はどちらも外資で、書類で落ちた18社はすべて日系でした。
片方は最終面接で落ちたのですが、実はいまの会社よりこちらを希望していました。「週刊○○を作る。創刊号は特別定価290円」といったCMでお馴染みのあそこです。面白そうでしょう?
結果的にはいまの会社に入って正解だと思います。自分のスキルを最大限、発揮できていますし、部下にも頼られています。給料はビックリするほど上がりましたし、通勤時間も1時間を切りました。
私はすんなり決まったように思われがちですが、たまたま縁とタイミングが合致しただけであり、40代での転職はとても大変です。正直言ってお勧めしません。
しかし、それでもどうしても転職したいという40代の方にアドバイスするとしたら「外資を狙え」です。スキルさえあれば外資は年齢など関係ありません。
外資と聞くと真っ先に思い浮かぶのが英語であり、これだけで抵抗感を覚える人も多いと思いますが、意外と使う機会は少ないものです。
日本でビジネスをしているわけですから、お客さんは当然、日本人です。マネジャー以上を目指すなら英語は必須ですが、スタッフレベルであればそこまで必要ありません。
そうは言っても、私は既に外資を経験済みだったのでいまの会社に何の抵抗もありませんでしたが、日系しか経験したことがなければ尻込みしてしまうはずです。
ただ、応募するのはタダですし、他社の中を見られるなど転職活動でもしない限りまずありませんから、気楽なオフィス観光のつもりで受けてみてもよいと思います。
今日の昼ごろから首の付け根や耳の下、鎖骨のあたりが痛くなってきました。これはアレです、アレ、熱が出てきたというやつ。明日はセミナーの司会・進行をやるので身体を休めないといけません。
そういえば、縁とタイミングについて最近、面白いことがありました。許可をもらえたらところどころフェイクを入れながら書いてみたいと思っています。