電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

お人好し

「すごいことが起こった!ライターが逃げちゃったとかいうありえない事態になった!お願い、助けて!」

唐揚げ定食を平らげて良い気分で戻ってきたところ、見計らったようにメールが飛んできました。私がお昼ごはんを食べに外に出たのを見ていたかのようです。

前職でとても仲が良かった数少ない元同僚からで、仕事を依頼した編集プロダクションからライターが音信不通になってしまって原稿を書けないと言われてしまったそうです。

この案件は辞める直前まで私がインタビュアー兼ライター兼エディターとしてほぼ1人でフル稼働していた冊子の制作です。辞めたらどうなるかと思っていたら早速トラブル発生です。

クライアントに伝えた締め切りが明日(日付変わって今日)ということでまず原稿を出さなければなりません。音声だけもらい、帰ってきてからテープ起こしと執筆に取りかかりました。

勝手知ったる案件ですし、クライアントの好みも把握しています。自分がインタビューしたものではないのでさすがに少し手間取りましたが、先ほど何とか書き上げました。

もう1本あるのですが、こちらは金曜日まででよいというので、今夜は1本にとどめます。と言っても明日の夜に書いてしまうつもりですが。

私でしかできないようなやり方を確立してしまったことに責任を感じているため、少なくとも今回と年末のものは転職しても書くつもりでした。今回も想定内です。

辞める前にこのことを隣の席の同僚に話したら「お人好しすぎ…」と呆れられました。私が同僚だったら同じことを言うでしょう。

しかし、辞めてからも必要とされることは嬉しいもので、ついがんばってしまいました。もちろんいまの仕事に影響は与えていません。

それにしても、ライターが音信不通とはいったいどういうことなのか。本当に逃げたのなら良い度胸です。狭い業界なのですぐに噂が広まり、2度と仕事がもらえなくなるはずですから。

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ここ最近、週に1度は唐揚げを食べないと満足できない身体になりつつあります。ちなみに、何気なくレモンを絞ったらぱっくり割れた人差し指に染みて悶絶したことは秘密です。