電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

編集長になりました

この条件で採用されたので特に驚くことではありませんが、1か月間は様子見(=お手並み拝見)でした。編集長と呼ばれるようになったということは、どうやら御眼鏡にかなったようです。

そうはいっても本来の編集長、つまり私の直属の上司であるマネジャーは大阪にいます。編集部は東京と大阪にあり、私はあくまでも東京編集部の編集長で、大阪編集部の編集長のほうが上です。

東京編集部にいるのは上司の上司、ダイレクターです。こちらは他部署を兼務しているため、編集部全体を大枠で見るだけであり、編集部員の仕事の割り振りや実作業は私が担当します。

要はこれまでと特に変わりなく、赤ペン片手に文章と向き合う日々が続くということです。1スタッフだった前職のころより多くの文章をチェックすることになりましたが、それも望んでいたことです。

それよりもう1か月経ったことに驚きました。もう9月ですし、気付いたときにはあっという間に年末なのでしょう。よく言われることですが、時間が過ぎるのが年々、早くなっていきます。

1年前のいまごろはまさか転職していると思っていませんでした。転職したいと思いつつ、まだ最後の書籍が終わっていませんでしたし、転職はもう難しいと思っていました。

当たり前のことですが、前の会社に入ったときは辞めることになるなど思ってもいませんでした。もっと言うと、ずっと新聞記者をやると思っていました。

時代が変わったとはいえ、1社を勤め上げた親父を見て育ったので、自分もずっと1社にいると思っていたのですが、まさか3社も渡り歩くことになるとは。しかもこの歳で。

人生は本当に何があるか分かりません。もしかしたら明日の朝、寝坊して食パンをくわえたまま走るドジッ子と道路の角でぶつかり、そのまま恋に落ちる可能性も…もう少し仕事します。