牛肉ときのこのポン酢マリネ
「“あともう一品、何か欲しいな”と思ったときにサッと簡単に作れるものを教えていただけないでしょうか」― 読者の方から質問をいただきました。
もちろん、レパートリーはたくさんあるのですが、いざ質問されると迷います。どこの家の冷蔵庫にもありそうな材料で作れるもの…アレにします。
きのこを茹でます。私は舞茸としめじですが、えのきや椎茸でも構いません。冷蔵庫にあるもの、好きなもので大丈夫です。
きのこをザルに取り、その茹で汁のまま牛バラ肉を茹でます。きのこの出汁で茹でるということなどではなく、単に洗い物を減らすためです。
きのこと牛バラ肉の水気をしっかりと切り、粗熱を取ります。
ポン酢とオリーブオイル、砂糖、生姜を混ぜて、マリネ液を作ります。例によって分量は適当ですが、基本はポン酢味になります。
粗熱が取れた牛バラ肉ときのこを投入してサッと和え、10~15分ぐらい漬け込みます。冷蔵庫で冷やすとさらに美味しくなります。
牛肉ときのこのポン酢マリネです。牛肉は細切れでも構いませんし、きのこはレンジでチンでも問題ありません。
仕上げに万能ネギを散らしたり、大根おろしを添えたりしても美味しく食べられます。たまたま、どちらも私の冷蔵庫にありませんでした。
料理は毎日のことです。私は独り身なので好き勝手にできますが、家族のために作るとなると大変です。
特に小さな子どもは料理の大変さが分からず「美味しくない」「○○が食べたかった」と文句を言います。
さらに旦那まで同じことを言おうものなら「じゃあ、お前がやれよ」と言いたくなるでしょう。そもそも、料理は男でもできますし。
社内恋愛から結婚、退職して専業主婦、旦那は定年まで勤め上げ、老後は悠々自適の年金暮らし…昭和な考えです。
いまは女性がずっと働き続けるのが当たり前ですし、料理を含めて家事全般を女性がやるという考えは通用しません。
世の男子諸君、いまは市販の調味料が充実していますし、とりあえず塩胡椒を振って焼けば何とかなります。料理は難しくありません。
なお「独り身のお前が偉そうに言うな」というツッコミはスルーしますので。