電車の中の恋人

通勤電車で一緒になる女性に恋して散ったブサメンの日常

続・飲まない日

持つべきものはかわいい後輩です。

「今日は訳あって飲めない」と言った瞬間「マジっすか!じゃあ代わりに飲んであげますね!」と、これ見よがしに冷たいビールをグビグビいきやがりました。

「ずずずさん、今日はおごりますよ!」と言い、ピザやソーセージの盛り合わせなど、酒のつまみを次々に頼みやがりました。食べたら飲みたくなるのでもちろん食べません。

久しぶりに後輩に蹴りを入れました。「ずずずさん、それパワハラっす!」と言う後輩に対して「いや、お前なら良い」と瞬時に返し、便乗して蹴りを入れる他の後輩一同。

みんなでゲラゲラ笑い、学生時代に戻った気分になりました。蹴られる後輩は某財閥系総合商社でバリバリ働くエリートですし、他の後輩もそれぞれがんばっていますが、学生時代の楽しい思い出は忘れません。

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私はジンジャーエール2杯でガマンしました。お酒にストローはつきません。そして、帰ってきてからも一滴も飲んでいません。友人と約束したからです。

友人は8月を乗り越えることに賭けていました。誕生月である8月を無事に乗り越えられたらもう大丈夫な気がする、と。

「じゃあ、今日の終わりに大丈夫だったか知らせて」と伝えました。そんな大事な連絡を受けるときに酔っ払っているわけにはいきません。

別に私が今日1日、酒を飲まなかったからといって友人には何の影響もありません。ただ、3度の飯より酒好きな私が飲まない姿を見せることで、応援していることを知ってもらいたかったのです。

大きな案件を片付けた翌日の金曜日、1年ぶりの先輩のライブと数年ぶりに会う後輩たち ― 飲まずにいられないシチュエーションで飲まないのは辛かったのですが、何とか踏みとどまりました。

友人から先ほど連絡をもらいました。8月を無事に乗り越えられたようです。ただ、約束したので日付が変わるまでは飲みません。いまはまだハーブティーです。

アルコール依存症は酒にだらしないダメ人間と思われていますが、正確には心の病気です。新聞記者時代に1度、専門クリニックを受診した際、睡眠薬と抗うつ剤を処方されました。心療内科でなく精神科と呼ばれ、偏見に満ちあふれていた時代です。

酒がきっかけで身を持ち崩し、いつか一線を越えてしまうのではないかと日々、怯えています。そして、その恐怖心を忘れるためにまた飲んでしまうわけです。

端からはどれだけ順風満帆に見えても、人はみな、誰にも言えない心の闇を抱えています。先ほどまでゲラゲラ笑いあっていた仲間たちも、です。

今日は貴重な休肝日になりました。良い機会なので、酒との付き合い方を考えようと思います。まずは週1回の休肝日を設け、少しずつ週2回、週3回としていくつもりです。