電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ウドンスキー

「丸亀製麺よりカトキチの冷凍うどんのほうがよっぽど美味い」— 香川県出身の新聞記者時代の同期がいつも言っていました。讃岐うどんの本場の人間の丸亀製麺に対する批判をよく耳にします。

私は丸亀製麺が好きです。関西のうどん文化に対して関東は蕎麦文化と言われますし、私は関東から出たことがないのですが、子どものころからなぜかウドンスキーでした。

蕎麦屋はたくさんあれどうどん屋はなく、立ち食い蕎麦屋でうどんを頼もうものなら面倒くさそうな顔をされたり、別で茹でるので待たされたり、関東のウドンスキーは虐げられてきました。

それが丸亀製麺のおかげで簡単に食べられるようになりました。大盛りなどでも安く、天ぷらなどサイドメニューも豊富、早くて安くて美味いというサラリーマンの味方です。

ただ、讃岐うどんの本場の人間の気持ちは分からないでもありません。全国に展開しつつある家系ラーメンチェーンで食べて「これが家系ラーメンか」と思われると横浜市民は苦々しく感じます。

チェーン店のものは総本山や直系とは似ても似つかない代物です。美味い不味い以前に別の食べ物です。家系と名乗り、知名度を利用して儲けているから苦々しく感じるわけであって、単にラーメンと言えば問題ないはずです。

丸亀製麺もこれと同じで、まったく関係ないのに「讃岐」「丸亀」という知名度をビジネスに利用しているから批判されるわけで、単にうどんチェーン店と名乗れば目の敵にされないのでしょう。

とはいえ、法律に違反しているわけではありませんし、ビジネスとはこういうものです。ウドンスキーにとっては気軽にうどんを食べられるようになって嬉しい限りです。

前職の悲惨なランチ事情と現在の劇的な改善については先日触れましたが、新しいオフィス近くに丸亀製麺があります。歩いて10分弱と少し距離がありますが、歩けないほどではありません。

きょう27日(月)から3日間、何とぶっかけうどんが半額です。今週のランチが確定しました。冷ぶっかけ得(240円)+いか天(120円)+ちくわ天(110円)で、これだけ食べても470円です。

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冷ぶっかけの得サイズ(大盛りの上)はふだん490円です。並が140円となり、本場ではこれが適正価格なのかもしれませんが、都心のオフィス街の家賃を考えると出血大サービスでしょう。

きょうは夜に1本、入稿する予定です。ちょうど待ちの時間に入り、それでものんびりと食べているわけにはいかず、ずるずるっと豪快にすすれるうどんは本当に重宝します。

都心は強烈な残暑で、天ぷらをつまみに冷たいビールをキューッといきたくなりますが、仕事中の昼休みだったことをかろうじて思い出し、ガマンする週の初めです。