電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ハローワーク

昨日はハローワークに行ってきました。

雇用保険被保険者証を再発行してもらうためです。現職場で保管されていると思っていたのですが、入社手続き後に返却したと言われ、探してみても見つかりませんでした。

ハローワークに行くのは人生で2度目です。1度目は新卒時で、大学院入試に失敗し、9月から慌てて就職活動を始めたため、大学の就職課や就職情報サイトと並行して覗いてみたのです。

前職から現職への転職時は雇用保険被保険者証が前職場にありましたし、空白期間が発生せず、失業保険を受ける必要がなかったので、ハローワークに行く必要がありませんでした。

正直言ってハローワークは2度と行きたくありません。新卒時にも感じたことですが、何というか、訪れている人々の顔が一様に暗く、負のオーラが漂っています。

ハローワークは行政が運営しています。求人掲載や応募手続きなどに費用が発生することはありません。そのため、こう言っては何ですが、求人の質はピンキリです。

また、私のように次の職場が決まっているなど前向きな手続きで訪れる人もいれば、明日の生活にも困るほど切羽詰まって仕事を探しに訪れる人もいます。

前回と今回、私は転職エージェントを利用しました。転職エージェントの仕組みは以前、書きましたが、紹介した人材が採用された場合、一般的には契約年収の30%を手数料として企業から受け取ります。

優秀な人材の年収は高く、そのような人材が欲しいと思ったら転職エージェントに支払う手数料が高くなりますが、それだけ支払っても欲しいと考える企業は必死です。応募者の質に徹底してこだわります。

ハローワークの求人と異なり、スキルとキャリアがなければ応募すらできない、そもそも求人票すら見られないという案件も多数あります。

私はこれまで一貫したキャリアを積んできましたし、そのためのスキルを磨き続けてきたという自負があります。高い金額で買ってもらえる人材になれるよう、努力してきたつもりです。

ただ、それは自分の努力だけの結果なのか、ふと考えることがあります。ごく簡単な例を挙げれば、大学に進みたいと思っても経済的に無理だったり、親の理解が得られなかったり。

これだけでまず大卒以上を応募要件とする企業には応募できなくなります。私は両親が大学に進ませてくれたおかげでこの条件はクリアできました。自分の努力だけとは言えません。

与えられたチャンスをモノにする、モノにできるようスキルを磨いておくことは自分の努力次第ですが、それ以前の問題は自分の努力だけでどうにかなるものでもありません。

やはり私は恵まれているのでしょう。転職先でも決して慢心することなく、粛々とスキルを磨かなければなりません。