電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ガキとマシン

仕事に行きたくない ― こんなガキみたいなことを思うようになったのはいつからでしょうか。前職はもちろん現職でも2年前までは仕事が楽しくて仕方なかったのですが。

「仕事は何ですか?」と聞かれたとき、これまではすぐに答えることができました。新聞記者時代は自分が書いた記事が載った紙面を見せ、いまは自分が企画・制作した書籍を見せれば誰にでも伝わりました。

しかし、いまはそれがありません。仕事は何かと聞かれても上手に説明できませんし、説明できたところで伝わらないと思います。そのような仕事には自信が持てません。

また、いまの業務はいまの会社でしか通用しないものです。新聞記者時代の取材や執筆に関する能力、2年前までの書籍の企画・制作能力は、他の会社でも通用します。

私はこのままバカになっていくことがとても怖いのです。まったく頭を使わず、いまの会社でしか使えないスキルを積み重ねていくと、気付いたときにはマシンのようになっているのではないと思っています。

仕事に対しては何も望まず、生きるために金を稼ぐ手段として割り切ることができればよいのですが、残念ながら私にはそれができません。このまま飼い慣らされることにガマンできなくなりつつあります。

昨夜のライブはとても盛り上がり、ずずず親衛隊のメンバーが1人増えました(もちろん男)。10月まで月に1本、ライブが決まり、サラリーマンの趣味の域を超え始めました。

これに加えて、仕事の充実を求める私はやはり贅沢なのでしょうか。