電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

ジャズフェスとカルボナーラ

きのう19日(土)ときょう20日(日)、東京・池袋でジャズフェスティバルが開催されています。池袋駅前の公園や路上を中心にたくさんの会場が設けられ、アマチュアバンドが多数、演奏を繰り広げます。

私のバンドは一昨年と昨年に2年続けて出演し、今年も応募したのですが、残念ながら落選してしまいました。昨年までは音源審査でしたが、今年から完全抽選制に変わったからだと思います。

たくさんのバンドに出演機会を与えることはとても良いことだと思います。1度でもこういうフェスに出演できると励みになりますし、音源審査だけではどうしても審査員の好みが反映されてしまいますから。

また、規模が年々大きくなり、応募バンド数も膨大になっているはずです。音源を1つひとつ確認していくのはボランティアでやっている事務局に負担がかかります。完全抽選制は誰にとっても公平で良い方法です。

きのうときょうはとても良い天気で、野外で演奏したらとても気持ち良かっただろうと思います。今年は残念でしたが、また来年も応募しようと思っていますし、他のジャズフェスへの出演が決まっているので、池袋の分までそちらで弾けようと思っています。

ところで、池袋には楽しみにしていたことがもう1つありました。それはカルボナーラを食べることです。今年も出演できたらカルボナーラを食べに行こうと思っていました。

昨年、出演時間よりもかなり早く着き、小腹が空いたので適当に入ったお店でカルボナーラを食べたのですが、それが抜群に美味しく「来年もまた食べよう」と心に決めていたのです。

池袋は横浜から湘南新宿ラインで1時間かからずに行けますが、ジャズフェスに出演するという高揚感があったからこそ美味しく感じたのだろうと思います。

このカルボナーラはジャズフェスというお祭りに含まれる要素の1つであり、わざわざ食べに行くのは何だか物足りない気がしてしまうのです。

しかし、ツイッターで流れてくるジャズフェスの模様を見ていると無性にカルボナーラが食べたくなってきます。

作ります。

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そのお店のカルボナーラを覚えている理由に「ベーコンがゴロゴロ入っていた」というのがあります。ペラペラのスライスベーコンが数枚入っているだけのカルボナーラが珍しくない中でとても印象に残りました。やはりカルボナーラのベーコンはゴロゴロしていなければなりません。

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ベーコンを弱火でじっくりと炒めて旨味を引き出します。「美味しくなーれ」と口に出して言っても恥ずかしくないのが独り身の良いところです。

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軽く焦げ目がついてきたら生クリームを入れます。牛乳でも問題ありませんが、やはり生クリームのほうが濃厚です。生クリームが温まってきたら火を止めます。

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並行してパスタを茹で始めます。

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パスタが茹で上がる約2分前、フライパンを触っても熱くなくなったところで溶き卵を投入し、塩胡椒で味を調えてソースを作ります。ここが最重要ポイントです。

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「卵が固まってクリーミーにならない」というカルボナーラのよくある失敗例のほとんどは、卵に熱が入りすぎるからです。卵を混ぜたソースを火にかけず、茹でたて熱々のパスタで熱を通していけば必ずクリーミーになります。粉チーズもこのとき一緒に入れるとよく混ざります。

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粗挽きの黒胡椒を振って完成です。人によって作り方は異なりますし「いや、こうしたほうがもっと美味い」という意見もあると思いますが、何人もの友人に振る舞って全員が完食したずずず流のカルボナーラです。少食の女の子にお代わりさせたのが自慢です。

あのお店のカルボナーラが食べたいな。でも、仕事で外出しても大手町周辺ばかりで池袋に行くことはないし。やっぱりジャズフェスに出演するしかないか。

来年は出演できるよう、きょうもせっせとベースを練習しています。