続・発言への責任
書き直した原稿に対して再度の書き直しを命じられました。前回のやり取りはこちら。
wakabkx.hatenadiary.jp前回の原稿でもかなり柔らかくして書きましたが、今回はさらに柔らかくして書きました。しかし、それでもまだ表現がきついと思ったようです。
「日本のメーカーが後れを取っている、海外のほうが先んじていることは事実であるが、日本でも動きが活発化しているし、それをサポートしていきたい」
日本のメーカーがスタートダッシュで失敗したことを認めつつサポートしていきたい、日本のメーカーを応援しているという気持ちが伝わるようにしたわけです。
ただ単に「日本のメーカーはすごい」と書くだけではイマイチ掴みが弱いですし、そもそもインタビューの冒頭で「日本は後れているのですか?」と聞いたら「世界の常識です」とまで言い切りましたし。
後れを取っているという現状を正しく認識した上で、今後の展開に希望が持てるという流れにしたほうが読み手を引きつけるはずです。いったん落としてから持ち上げるわけです。
しかし、そもそも日本のメーカーが後れているという表現を削れ、ということでした。そう言われれば直すほかありませんが、それが今回のインタビューのキモだったはずです。
「インタビュー中はヒートアップしてあんなことを言ってしまいましたが、書くときは少し気を遣ってもらえると」などと言ってもらえれば私も表現を工夫します。
ただ「そんなことは言っていない」と言われてしまうと書く気が失せます。もちろん、書き直しますが、次に提出するときは録音した音声を添付しようかと真剣に悩みます。
ライターは辛いよ…って、だからエディターなの。