電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

浮気

「アンタ、今度いつこっちに帰ってくんの?っていうか、飲みたいから今週末に来てよ」― 平日の朝イチに高校時代の同級生(♀)から電話がかかってきました。

旦那さんの浮気を見つけ、大げんかの末に子どもを連れて厚木の実家に帰ってきたそうで、要は「酒を飲んでくだを巻きたいからお前も厚木に来い」というわけです。

大雨の影響で電車のダイヤが大幅に乱れ、それに伴って京急は大混雑でした。オフィスに着いた時点ですでにヘトヘトで、仕事を乗り切るために気合いを入れなければならないところでの電話です。

聞きたくねぇ…。

すぐにミーティングがある(ウソ)と伝え、夜にでもかけ直すと言って電話を切りましたが、数分間、しゃべりっぱなしでした。朝から異様なハイテンションで「オラに元気を分けてくれ」と言いたくなりました。特大の元気玉ができそうです。

「絶対に離婚する!」と息巻いていましたが、今回はそれもやむなしかと思います。旦那さんの浮気は今回が初めてではなく2回目、前科1犯だからです。

前回はいつだったか。私ともう1人の同級生(♀)がやはり呼び出されて何時間も話を聞かされた挙げ句、べろんべろんに酔いつぶれて私たちにゲロをぶちまけたことを覚えています。

そうは言っても無視するわけにいかないので、今週末はバンドのリハが入っているので無理ですが、来週にでも時間を作ってあげようかと思っています。

それにしても何で浮気するかなあ…いや、きれい事はやめよう、人は弱く欲望に負けてしまうときがあるのは仕方ないと思うけど何でバレるような浮気するかなあ。

「バレなければ浮気をしてもよい」という考えは最低のことですが、世の中みんな聖人君子ではありません。長い人生の中で欲望に負けてしまうことがあったとしても、それは誰にも責められません。

横浜のミュージシャンとしてだけでなく人生の大先輩でもあるピアニストは「大人だったらキレイに遊べ」とよく言います。私は実践できていませんが、言わんとするところは分かります。

大前提はもちろん浮気をしないことです。ただ、それでも抑えられないほどであれば絶対にバレてはいけません。そしてバレたのであれば素直に非を認めて土下座すべきだと思っています。

ちなみに、以前にも書きましたが、私は過去に浮気された揚げ句「新聞記者って友達に自慢できるから付き合ってただけで、忙しくて全然会えないし、そもそも顔だって全然タイプじゃないし」とこっぴどく振られた経験があります。浮気にはトラウマがあります。

食いしん坊で浮気しない心優しき天使を(以下、略)。