抵抗勢力
「自分は改革に後ろ向きな古参と同じなのだろうか」― 紙媒体にこだわり続け、会社のやることなすことすべてに反発する抵抗勢力だと私は見られているようです。
style.nikkei.com先月にこの記事を読んで以来、ずっと考え続けています。当初はこの方のように負けずにがんばろうと思っていたのですが、自分はこの記事に出てくる古参なのではないかと思うようになりました。
私は経営責任を上層部だけのものと考えていません。スタッフレベルの私にできることはたかがしれていますが、それでも売り上げが良くないのであれば何とかしたいと思っています。
この記事に出てくる古参のように経営を他人事として考え「いざとなったら誰かが何とかしてくれるだろう」と他人任せにするつもりはありません。そのために何かできることを常に考えています。
ただ、いまは誰も私に関心を寄せませんし、発言する機会などもありません。いつも私服で18時前に帰るせいか、私のことを派遣スタッフだと思っている人もいるようです。
自分の意見に対する疑問や耳が痛いことを受け止めるのは不快で、聞かなかったことにしたいと誰もが思います。耳障りの良い意見だけを聞いていたいと誰もが思うものです。
仲良しグループだけが一致団結し、それに対する疑問には耳を傾けずに排除するのが良い組織であるのかどうか。少なくとも私は違うと思うのですが、私にできることは何もありません。
2017年の電子コミックスの売り上げが紙のコミックスのそれを初めて上回ったそうです。あくまでも単行本のみで、雑誌を含むコミック全体ではまだ紙の売り上げのほうが電子を上回っているそうです。
ただ、これが逆転するのもすぐでしょう。紙媒体はまだまだ衰退していくはずです。それに伴い、私もこのまま沈んでいくのかもしれないと思っています。
それが辛いので感情をできるだけ抑えて機械のように日々をやり過ごしています。気づいたころには感情を失い、表情をなくし、本当の機械になっているかもしれません。