目がなくなる笑顔
ふみちゃんに会いたい ― こんなことを思ってはいけませんし、もう何を望むこともいけないのですが。
新聞記者、編集者と、私はこれまで恵まれた仕事環境にあったと思います。やりがいをもって毎日、取り組むことができていました。
もちろん、そのためにたくさん努力しました。「一目置かれるようになりたいけど、努力はしたくない」などと言うほど甘ったれではありません。
しかし、努力だけでは何ともならないことが多々あるのが大人の世界です。努力すれば何とかなるのであればいくらでも努力しますが、その気力を失いつつあります。
せめて毎朝の電車でふみちゃんの目がなくなる笑顔を眺めることができれば…と思うのですが、それは叶わぬ願いです。
今日も昨日と何も変わらぬ1日でした。いや、嫌なことがあったから昨日とは違います。良いことなどなくてもよい、せめて悪いことは起こらぬよう。