電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

物には心が宿ると常々、思っています。

「大量生産・大量消費の世の中にあって何を格好つけているんだ」と言われそうですが、それでもそう考えています。

たかが物、されど物です。例えば、私の楽器ですが、練習中に豆を潰して血が染み込んでいますし、ライブ中の汗や涙も染み込んでいます。

それに思い出もいっぱい詰まっています。例えば、学生時代に3年間、片想いしていた女の子がライブを見にきてくれて、その翌週にキャンパスで会って告白したら振られた、とか…。

www.news24.jpベーシストやギタリストの間でいまこのようなことが大きな話題になっています。ひどすぎる話で怒りを通り越して呆れてしまいますが、実は私の知人が被害者の1人です。

彼が預けていたベースを1度、弾かせてもらったことがあるのですが、彼はとても大切にしていて、弾きやすくてすごく良い音だと褒めると、満面の笑みで喜んでいたことを覚えています。

たぶん、もう返ってこないんだろうなあ…。

彼が預けていたベース以外もきっと心が宿っていたはずで、持ち主と心を通わせていたであろうに。しかし、物は自分で帰ることができません。

時事ネタや世間で話題になっていることをこのブログで書かないようにしているのですが、あまりにもひどいのでつい触れてみました。

ちなみに、予想どおりというか案の定というか、きょうは会社に行っていません。パソコンを持って帰ってきていたので、仕事は自宅でしっかりとやりましたが。