電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

生きるってつらい

「組織の論理」というものがあります。

私はこれまで社員数が何百人、何千人もいるような組織に属したことはありません。新聞社や出版社で中核を占める社員は意外と少ないものです。

ただ、1人で数人分、場合によっては数十人分の仕事をするような社員が集まっています。単純に規模だけで測れるものではありません。

組織の論理というと真っ先に思い浮かぶのが銀行でしょうか。国家公務員をはじめとする行政も思い浮かびます。

新聞社や出版社の「組織の論理」は、そのような大人数のところと比べて少し質が違いますが、根本的には同じものです。

上にいきたい、偉くなりたい、そのためには誰かを蹴落とし、蹴落とされた人間が不幸になっても構わない、それは蹴落とされたほうが悪い、自己責任だ。

マスコミにいる人間は他の業種に比べて上昇志向が特に強いと思います。そして、それはもちろん私にも当てはまります。

しかし、いくら有能でも、献身的にがんばっても、それだけで上にいくことができないのが仕事であり、組織の論理です。

また、柄にもなくスピリチュアルなことを書きますが、長い人生においては“流れ”のようなものがあります。分かりやすく書けば“良いとき”と“悪いとき”です。

昨年の7月以来、私は明らかに“悪いとき”にいます。それは永遠に続くものでなくいつか終わると分かっていても、進行中はとてもつらいのです。

生きるってつらい。