電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

風俗

私は風俗が好きではありません。「嫌い」ではなく「好きではない」と書くところに男子の葛藤があるわけですが。

風俗で働く女性に対しては何とも思いません。しかし、軽い潔癖症の私にとっては、あの場所が耐えられません。

どこの誰かも知らない男の体液にまみれているかと思うと身の毛もよだちます。うがい薬のような独特のにおいも苦手です。

そもそも、私はできるだけ自由でありたいと思っています。自由というのは好き勝手に生きることでなく、自らを律することです。

性欲という欲に縛られていては自由といえません。それもあって、風俗に行くことはまずありません。

ただ、悲しいかな、風俗に一緒に行くことを付き合いの1つと考えている男がいることも事実です。新聞記者時代、付き合いで仕方なく何度か行ったことがあります。

そのときも場所の空気に耐えられず、缶ビールを飲みながら服も脱がずに肩と腰だけマッサージしてもらって終えました。肩が凝っていたのです。

一晩泊まった友人の旦那さんが朝イチで友人と子どもを迎えにきました。「面倒くせーな、とっとと帰れよ」と思っていたのですが、話し合いに付き合わされました。

「ずずずさんも男だったら分かるでしょう?」と言われても分からないものは分かりません。無関係な人間を巻き込まないでほしいものです。

「風俗に行くことは構わないがバレるな」「もしバレたら潔く謝れ」「言い訳するな」と言っておきました。

挙げ句の果てに土下座しようとしたので、つい「子どもの前でみっともない姿を見せるな」と少しキレてしまいました。

「ずずずくん、やっぱりちょっと変わってる」―成り行きで同席していた景子さんに3人が帰った後に言われました。

別に性欲がないわけではなく、見た目がアレなので、せめて行動はカッコ良くありたいと思っているだけなのですが、変わっているのでしょうか。

3人が帰った後、景子さんも仕事に出かけ、ようやく1人になれました。洗濯機を回して掃除機をかけ、FMを聴きながら楽器のお手入れをします。

今日は休日です。