電車の中の恋人

酒とタバコと電気ベースと料理とキャリア…まあいろいろ

タンメン

仕事中にネットで調べものをしていたところ、なぜかタンメンの画像が目に止まりました。画像をクリックすると、都内で美味しいタンメンが食べられるお店の記事に飛びました。

実は今日、札入れを忘れてカバンの中には小銭入れだけという失態を犯しました。しかも、小銭入れの中には170円しかなく、お昼ごはんを抜いていました。タンメンの画像が目に止まったのは15時前でした。

……

………

…………ぐぅ~っ(お腹の鳴る音)

同僚に1,000円ぐらい借りてもよかったのですが、午後のミーティングで眠くなることを避けるため、お昼ごはんを抜くことにしました。おかげで13時からのミーティングでは目が爛々としていました。

しかし、お腹はペコペコです。美味しそうなタンメンの画像を目にしてしまい、晩ごはんはタンメンにしようと心に固く誓いました。帰宅してから札入れを持ち、近所のスーパーに行って材料を仕入れました。作ります。

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作るといってもマルちゃんの3食入りタンメンです。休日であれば自分で麺を打って塩ダレから作るところですが、仕事で疲れて帰ってきて、さらにまだ木曜日です。そこまでの元気はありません。

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その代わり具だくさんにします。麺を食べることよりも野菜をたっぷり摂ることに主眼を置きます。人参とピーマン、もやし、キャベツ、きくらげに豚バラ肉を加えます。

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熱したフライパンにごま油を入れ、香りが立ってきたところで豚バラ肉を入れます。このとき、豚バラ肉にしっかり火を通す必要はありません。

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そして、きくらげ以外の野菜を投入します。軽く塩胡椒を振り、さっと炒めます。

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ここで水を入れます。作り方には添付のスープを先にお湯で溶かしておくよう書かれていますが、豚バラ肉と野菜の旨味を引き出したスープを作るわけです。野菜から出る水分を考慮し、水は分量より少なめにします。

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煮立ってきたところで添付のスープを入れ、さらに煮込みます。ここですりおろしたにんにくを入れるのがポイントです。もちろん、チューブのにんにくで構いません。これで味に大きな差が出ます。

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茹で上がった麺をどんぶりに盛り、具と具の旨味が溶け出したスープをかけて完成です。シャキシャキの野菜とその旨味が溶け込んだスープが美味しく、あっという間に完食です。

「仕事で疲れて帰ってきたら、嫁が晩ごはんにインスタントのものを出してきてキレた」といった書き込みを目にしたことがあります。そのような男にとって、マルちゃんの3食入りタンメンなど信じられないでしょう。

しかし、食事は毎日のことです。いつもいつも1から手作りの料理などできるわけがありませんし、そもそもなぜ奥さんが作ることを当たり前と思っているのかが分かりません。

1から手作りできる人が料理上手であることはもちろんですが、冷蔵庫にあるものだけでさっと作ったり、インスタントにひと手間加えて美味しくしたり、良い意味で手抜きできる人が本当の料理上手だと思います。

インスタントのタンメンがベースでも、野菜を炒めるだけでなく煮込んだり、チューブのにんにくを加えたり、ほんのひと手間で味が変わります。これに気づく瞬間が楽しいので料理はやめられません。

要するに食いしん坊の天使を(以下、略)。