キャベツの千切り
キャベツの千切りが大好きです…食べることはもちろんですが、それ以上に千切りにすることが大好きです。よく切れる包丁でのキャベツの千切りほど気持ちの良いことはありません。
写真ぐらいの量であればものの数分で十分です。スライサーやカッターなど使用しません。すべて手です。もし、また転職することになったら、履歴書の特技欄に「キャベツの千切り」と書きたいほどです。
駆け出しの板前が最初にやることとして挙げられる大根の桂むきも得意です。目の前にかざすと向こう側が透けて見えるほど薄く、そして1本の大根から長くむくことができます。
アラフォー独身のブサイクがひたすらキャベツの千切りや大根の桂むきを続けるYouTube動画というのもシュールでウケるのではないかと、YouTuberデビューを目論んでみたり。
広告営業チームの紙媒体を校了したので、何か食べて仮眠しようかと思ったのですが、本来の業務であるウェブのほうでトラブルが発生し、それに対応しているうちに夕方になっていました。
お腹が空いたので冷蔵庫を漁ってみたら先日買った豚バラ肉の消費期限が今日でした。野菜炒めでも作ろうかと思い、野菜室を見たところ、キャベツの半切りが目に止まりました。作ります。
卵と牛乳、片栗粉を溶き、軽く塩胡椒を振ります。
一口大に切った豚バラ肉と千切りにしたキャベツを炒めます。
バターを溶かしたフライパンに溶き卵を流し入れます。
ある程度、固まってきたところでチーズを入れ、先ほど炒めた豚バラ肉とキャベツを投入します。
勘の良い方はお分かりだと思います。ソースとマヨネーズ、青海苔、鰯粉を振りかけ、とん平焼きの完成です。居酒屋の鉄板メニューです。食べます。
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…………うっま!
冷蔵庫にある少ない材料でサッと簡単に作れる料理の中でこれほどの幸福感を与えてくれるものはなかなかありません。豚バラ肉とキャベツの相性の良さには嫉妬心が燃え上がります。
私が豚バラ肉役をやるので「キャベツ役をやるわ!」という食いしん坊の天使を(以下、略)。